ICOは詐欺が多かった理由

初心者向け

ICOは詐欺が多かった理由とは!?

 

ICO(Initial Coin Offering(新規暗号資産公開))にはどんなイメージがありますでしょうか?「資産が100倍になる可能性がある!」「夢がある!」「詐欺が多い」などなど、関わり方で様々なイメージをお持ちかと思われます。

今回は、詐欺が蔓延していた理由について解説していきます。

まず、2014年頃からICOする暗号資産の案件が増え始めました、聞いたことのないものもあるかもしれませんが、ICOをすれば億単位の資金調達ができ、投資をしても保有通貨が何倍にもなることもあり、ICO人気が過熱していきます。

そこで、ベンチャーキャピタル(VC)で資金調達できなかったベンチャー企業が、次に目指すのがICOによる資金調達になります。ベンチャー企業は、ブロックチェーンやスマートコントラクトの仕組みを作れるエンジニアと次々と協業し、プロジェクトチームを組んでICOをしていきます。
そこで、ICOで実績をのこした投資家の周りが次々にICOに参加し、ICOすれば成功すると企業や投資家の頭に刷り込まれるのです。

そして、ICOは飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を得ていき、2016年には、しっかりとしたプロジェクトチームが成り立っていないICOや、詐欺のICOが嘘をついてお金を稼ぐためにICOの名前を利用した、詐欺ビジネスに手を染めていくのです。

ICOは2016年までは、基本的に英語のホワイトペーパーやHPが多く、ほとんどの日本人が、しっかりとプロジェクト情報を確認することなく、噂やイメージだけで投資をして、詐欺につかまり、ICO市場に悪いうわさが広まってしまったというのが「ICOは危険だ」ということを投資家に広めた原因となっているのです。

こういった詐欺行為が蔓延するのを防ぐために、2017年にはアメリカや中国、韓国など各国でICOに規制が入るようになってしまったのです。
ICOは、クラウドファンディングのように、簡単に個人や企業が、プロジェクトを遂行するために資金調達を出来るスキームとして重宝されていましたが、その簡易さが要因となり、詐欺の温床となっていることも否めません。詐欺防止と、投資家を守る為に、法律や規制がどんどん整備されているのです。

特に2016年からICO市場に入られた投資家は、この詐欺と規制のはざまで、大変な思いをした方は多いでしょう。

しかし、今後は、株式のIPOとまでは行きませんが、ICOにも管理体制ができ、詐欺的なICOは相当数減少していくものと思われます。
ICOに参加する際には、徹底した情報収集と、プロジェクト調査、ホワイトペーパーの精読を心がけましょう。そうすることで、詐欺に合う確率は激減するはずです。

 

Written by 酒井 和