暗号資産を盗まれるのはもはやオンライン上だけではない?!現実世界でも対策を!!

マウントゴックスやコインチェックなど、取引所のハッキングにより暗号資産が盗まれる事件が後を絶ちません。
こうした事件を踏まえ、ウォレットを使用するなど、対策をとられている方も増えてきていることでしょう。
しかし、 オンライン上でのハッキング対策をするだけでは、充分な対策とは言えない ようです。
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オフラインでの暗号資産強盗
今週火曜日、カナダの首都オタワにある暗号資産取引所 Canadian Bitcoins が銃で武装した3人組集団に襲われた。強盗は失敗に終わり、地元警察はすでに犯人グループの内の1人を捕まえ現在は残りの2人の行方を追っている。
引用元:カナダの暗号資産取引所 銃を持った強盗に襲撃される (2018年1月25日)
最近のリアル型のビットコイン強盗事件は、今年1月に、平穏なホリデーリゾート地であるタイのプーケットで起きた。ロシア人ビジネスマンが人質をとられ、自分のパソコンにログインして約10万ドルのビットコインを窃盗団へ送金するよう強いられたのだ。
引用元:COINTELEGRAPH ビットコイン窃盗、もはやオンラインだけじゃない いかに安全を確保するか (2018年3月16日)
暗号資産に関する犯罪は、少し前までは取引所のシステムに不正アクセスし、暗号資産を盗むといった知能犯が主流でした。
しかし、 暗号資産取引所を物理的に強盗した事件や、暗号資産を所持している個人を脅して強盗した事件が相次いで起こっています 。
暗号資産には、実体がない事や送金が容易な事、世界中どこでも使用できる事など様々なメリットがありますが、その多くが強盗する上でのメリットにもなっています。
そのため、現金を強盗するよりも、暗号資産を強盗することを選ぶ犯罪者が増えているようです。
なぜ犯人に狙われたのか
上記の事件以外でも、ロシアの暗号資産投資家のブロガーが自宅で強盗に襲撃されたり、暗号資産取引所の取締役が拉致され身代金を奪われたりと、個人が標的にされています。
普通、誰がどれだけ暗号資産で儲けているのかわかりませんし、ましてや、暗号資産はまだ世に浸透し始めたくらいですから、持っているかどうかさえもわかりません。
では、なぜ暗号資産で儲けている人がピンポイントで犯人に狙われたのでしょうか。
暗号資産取引所の取締役や、暗号資産投資家のブロガーなど、 いづれの事件も自分が暗号資産で儲けている事を公にしていました 。
また、パーティーなどで儲けたことを大勢の人に自慢していた人もいたそうです。
暗号資産強盗から身を守るためには
一番簡単な防御策は、暗号資産で儲けたことを他人に自慢しすぎないこと です。他人に話すことで自分自身をターゲットにしやすくし、さらに自慢話の中で、いくら持っているか、管理アドレスは何であるかなどの情報をうっかり話してしまうこともあるでしょう。
ただ、噂が独り歩きしてしまい、話していなくともターゲットにされることもありますので、注意は必要です。
今一度、オンライン上のみならず、現実世界でも保有資産のセキュリティについて考えてみてはいかがでしょうか。
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