SENTINEL PROTOCOL(センチネルプロトコル/UPP)ミートアップイベント参加レポート

先日都内で行われた SENTINEL PROTOCOL(センチネルプロトコル/UPP) のミートアップイベントに参加してきました。
コインオタク伊藤が参加し、公式に取材をしてきましたのでご報告いたします。
イーサリアムプラットフォームを利用した興味深いプロジェクトとなっております。
目次
SENTINEL PROTOCOL(センチネルプロトコル/UPP)ミートアップイベント概要
イベント日時と場所
日時:4月3日(日)18:30~20:10
場所: BaseLayer株式会社セミナールーム
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-5 第16スカイビル4F
登壇者紹介:Chief Evangelistのジョン・カーチ氏
ジョン氏は過去にダークトレース、ウォッチガード、ソフトバンク、バンクオブアメリカなどでのキャリアがあるということです。
公式ホームページ
コインオタクが独占取材
大変ありがたいことに公式にミートアップの様子を取材するメディアとしてCOIN OTAKUへお声をかけていただきました。
ミートアップイベント当日の様子
ミートアップイベント当日の模様を紹介する前に、今回取り上げる SENTINEL PROTOCOL(センチネルプロトコル/UPP) について簡潔に説明します。
Sentinel Protocolは、この課題に挑戦しているプロジェクトです。チーフ・エバンジェリストのJohn Kirch(ジョン)が、彼らの提供するプラットフォームが、組織や個人の分散化の際に生じるセキュリティーに関する不備をどのようにして解決していくのかを語ってくれる予定です。
ブロックチェーン技術が、どのようにして従来のサイバーセキュリティーで繰り返し起こる問題を解決し、安心して暗号資産を利用できる世の中に貢献できるのか。共に学びましょう。
プレゼンの内容を日本語で紹介します
当日のミートアップにてジョン氏がプレゼンされていた内容を日本語でご紹介します。
暗号通貨を保有している人は詐欺などにさらされ、安全な状況下にあるとは言えません。
現在の市場における大きな問題についてです。
ブロックチェーン技術そのものは安全でありますが、 多くのブロックチェーン関連のアプリケーションやDAPPは安全ではありません 。
こちらに挙げているように過去には多くの取引所がハッキング被害に遭っています。
同様に、誰もがハッキング被害に遭う可能性があります。
責任は個人に委ねられてしまい、誰も守ってはくれません。
ここでは法定通貨の世界と暗号資産の世界の違いについて比較しています。
法定通貨の世界では、資産を管理する銀行というシステムがあり、それを奪おうとする悪者とそれを取り締まる当局の存在があります。
暗号資産の場合は、資産をウォレットで管理しますね。
しかし法定通貨と同様に その資産を盗む悪者に対してそれを取り締まる役割がありません 。
ブロックチェーンそのものが問題に対する解決策です。
ここでセンチネルプロトコルの大きな3本柱を提示します。
分散型データベース、集約された知能、各個人による意思の一致 です。
センチネルは セキュリティに関する専門家による集約された知能を応用 しています。
専門家は個人の人もいれば機関の人もおり、セキュリティシステムを売っている人やホワイトハッカーなどによって構成されています。
そうした人々には貢献度に応じてステークした価値のポイントを「センチネルポイント」として付与します。
また、商品やサービスを売買するための通貨を計算するためにUPPというトークンを発行します。
コアシステムのTRDBについてです。
強力な攻撃からの回復力、高いデータの整合性、最適化の稼働時間、トランザクションのトレーサビリティに非常に長けています 。
コストゼロでAPIのように利用でき、プラットフォームが不可知であること、盗難防止システムが大きなポイントとなっております。
個人による意思の一致についてです。
内在的なシステムにおける評判と外部の社会的な評判によってPoPとBFTというシステムが成り立っています。
先進的なセキュリティ機能と順向性の指標についてです。
一つ目は機械学習によって運用されているS-walletです。
これはスキャムアドレスやマルウェアをフィルターにかけることができます。
ユーザーによる異常な行動を探知できます。
匿名の脅威を回避することが大きな特徴です。
二つ目は分配されたマルウェアサンドボックスです。
広範囲に及ぶテストとシミュレーションと増大した専門技術によって支えられています。
安全面における最終的なゴールです。
一つ目の用途として3つの特徴が挙げられます。
暗号資産を安全に守ること、取引の記録と専門家による助け、センチネルポイントやUPPの報酬といった主観的な貢献 があります。
2つ目の用途です。
例外を探知したり、ハッカーのアドレスをフィルタリングするといった状況に応じて対処するエキスパートなどのCERTの外部調達をします。
センチネルの根幹を担い、脅威となりうることに関する情報の交換をする国際的な同盟としての役割があります。
セキュリティデータに対する報酬が支払われ、データ量によってセンチネルポイントが付与され、センチネルポイントに応じたUPPトークンが振り出されます。
3つ目の用途です。
ハッカーやスキャムアドレスとしてフィルタリングされたもの、例外として探知されたものなど、盗まれたトークンは使用することができません。
センチネルの根幹を担い、セキュリティに関する知識情報を交換する国際的な同盟の役割を果たします。
セキュリティデータに対する報酬が支払われ、データ量によってセンチネルポイントが付与され、センチネルポイントに応じたUPPトークンが振り出されます。
こちらの図はブロックチェーンに対するセキュリティ知能プラットフォームについてまとめたものです。
全体的な成長戦略についてです。
基本的には3段階を踏みます。
企業や団体とパートナーシップを提携し、コミュニティを形成したのち、暗号資産外のマーケットへと参入していきます。
プロダクトのロードマップ戦略についてです。
プルーフオブプロテクションの確立後、自己浄化をし、システム進化させていきます。
センチネルのための金銭的報酬としてのトークンの有用性についてです。
国際的な同盟を結んでいる関係者のつながりは成長し続けています。
その中には投資家やビジネス関係者、技術的なパートナーもいます。
最後に、サイバーセキュリティに関する専門家によって構成された強力なチームをご紹介します。
Ethereum Japan主催のミートアップについて
【4月16日@永田町】Sentinel Protocolミートアップ
最新のイベントはこちらから
Ethereum(以下、イーサリアム)は、企業への導入が積極的に検討されている暗号通貨およびその技術です。Gnosisを含む5プロジェクトとブロックチェーンのコア技術を開発しているチームが、4月16日からアジア諸国、7カ所を巡ります。このツアー初日が東京で開催されます。最先端のプロジェクトの想いと描く未来、ぜひ会場でご体感ください。皆様とお会いできること、楽しみにしております。
1) Aragon | https://aragon.one/
ブロックチェーン技術を採用して組織構造を組成・維持するコストを削減するプロジェクト。誰もが起業家となり、中央集権組織からの許可を得る必要なく、効率的に素晴らしい価値を想像できる世の中を実現します。
2) Gnosis | https://gnosis.pm/
予測市場プラットフォームを構築し、その上で様々なアプリ開発を可能にするだけではなく、適切価格での取引を可能にする「ダッチオークション形式の分散型取引所」の開発も進めている、高い開発力を持つプロジェクト。
3) MakerDAO | https://makerdao.com/
分散型自律組織(DAO)を実現するプラットフォームを開発しているプロジェクト。今大きな注目を集めつつあるStablecoinの先駆け。
4) Melon | https://melonport.com/
個人・企業がデジタルアセットを利用したファンドを立ち上げ、管理できるようにする分散型ツールを開発中のプロジェクト。資産マネジメントを、自律分散型システムを開発して実現させようとしたのは、Melonが史上初。
5) The Raiden Network | https://raiden.network/
オフチェーンソリューションとしてプロトコルを開発。手数料がそれほどかからない即時決済をイーサリアム上で可能にすることを目指すプロジェクトです。イーサリアムの機能をより高めるものとして期待されている。
【詳細】
場所: GRID Attic(6F)
千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
半蔵門線・南北線・有楽町線 「永田町駅」4番、9番b出口より徒歩2分
タイムテーブル:
17:30~18:00 入場
18:00~18:10 オープニング
18:10~18:30 The Raiden Network キーノート
休憩
18:40~19:00 Gnosisキーノート
休憩
19:10~19:30 MakerDAOキーノート
休憩
19:40~20:00 Melonキーノート
休憩
20:10~20:30 Aragonキーノート
20:30~21:30 交流
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