今、ラッパー間で暗号資産がアツい?!音楽業界で急成長を遂げた彼らの向かう先とは…?

現在アメリカの音楽業界で「ロック」を抜き、一人勝ち状態のジャンルである「ヒップ・ホップ」。
そして、その音楽業界の覇者であるヒップ・ホップのアーティスト達が現在注目している「暗号資産」。
今回は彼らが暗号資産を用いて、これからどういった時代を築き上げていくのかについて考察していきたいと思います。
目次
そもそも、なぜヒップ・ホップが急成長したのか?
ヒップ・ホップのアーティストたちはテクノロジーを理解し、アルバムではなくプレイリストを押し出すことで、ストリーミングでの人気を拡大させた。
引用元:Forbes Japan
ヒップ・ホップと暗号資産の不思議な関係、大麻解禁コインも(2018年4月3日)より
今や、アルバムで音楽を聴くというのは時代遅れだと思われる方も少なくないはずです。
そう、現代の音楽業界ではストリーミングが主流となっており、彼らヒップ・ホップのアーティストはプレイリスト作成に特化してアプローチを行うことで、時代の流れを掴み、その勢力を拡大していきました。
つまり、 彼らはアーティストでありながらエンジニアでもあり、その技術力で今の地位を勝ち取った のです。
彼らは現在、暗号資産をどのように利用しているのか?
米国ではヒップ・ホップのアーティストが暗号資産ビジネスに参入するケースも増加中だ。その一例にあげられるのが、(中略)ヤング・ダーティー・バスタードだ。
2018年3月に彼は、ICOで自身の暗号資産を発行する計画を明らかにした。バスタードの暗号資産はODBとの名称で、ICOで調達した資金をアルバム制作費などに充てたい考えだ。ファンたちはODBでコンサートのチケットや、グッズの購入も行えるようになるという。
ベテランラッパーのNasも暗号資産に造詣が深いことで知られている。彼は2014年に、暗号資産取引所の「コインベース」の初期出資者に参加したと伝えられている。コインベースの利用者数は現在1300万人規模に達している。
キャリア25年を超えるヒップ・ホップグループ「ウータン・クラン」のゴーストフェイス・キラも昨年、暗号資産関連企業の「Cream Capital」を共同設立した。
引用元:Forbes Japan
ヒップ・ホップと暗号資産の不思議な関係、大麻解禁コインも(2018年4月3日)より
では、実際にヒップ・ホップのアーティスト達はどのように暗号資産を利用しているのでしょうか?
なんと…! 暗号資産を発行したり、初期出資者となったり、暗号資産関連企業を設立したり…と、プロフェッショナル顔負けの運用を行なっている のです。
このような事例から推測すると、現在のところは経済資本の確保やコミュニティの拡大に焦点が置かれているように思われます。
しかし、果たして彼らが求めているものは本当にそれだけなのでしょうか…?また、彼らはトップアーティストでありながら、このような技術をどうやって身に付けたのでしょうか…?
そして、彼らの向かう先は…「違法」の合法化?!
Jayceon Terrell Taylorもブロックチェーンを基盤とした大麻の流通プラットフォーム「PARAGON」のアドバイザーに就任した。PARAGONは大麻の流通をブロックチェーンで管理することで、違法な流通を防止し、大麻の合法化を推進することを目標に掲げている。
引用元:Forbes Japan
ヒップ・ホップと暗号資産の不思議な関係、大麻解禁コインも(2018年4月3日)より
上記の引用を読まれて驚かれた方も多いのではないでしょうか?
そう、ブロックチェーン技術を応用し、麻薬の合法化を推進しているアーティストも存在しているのです。
そもそも、なぜこういったことが起こるのでしょうか?それは、 彼らヒップ・ホップのアーティストがマフィアやギャングとの繋がりが強い ことが考えられます。
彼らの急速な成長の裏には、そのような強力な存在があったと考えるのが自然なのではないでしょうか?
彼らの成功は果たして明るい未来へと繋がるのか…?
ラッパーが参加した暗号資産ビジネスには成功事例も生まれつつあるが、知名度を利用しようと企んだ企業が閉鎖に追い込まれる事例も起きた。世界的ラッパーのカ二エ・ウエストの名前を連想させる「コイニエ」というコインは、知的財産侵害行為でウエストから訴えられ、2014年に市場から撤退した。
引用元:Forbes Japan
ヒップ・ホップと暗号資産の不思議な関係、大麻解禁コインも(2018年4月3日)より
今日では、世界的ラッパーの名を利用して名を売ろうとする暗号資産関連企業も現れるほど、彼らの評判や活躍はとどまるところを知りません。
そして、表の世界でも裏の世界でも力を持った彼らが、今後どういった未来を描くのか…一概には言えませんが、 彼らの成功は「血と暴力で染められた世界」を導く可能性がある ということを、我々はしっかりと認識する必要があるのではないでしょうか。
様々な要素と暗号資産との因果関係について詳しく知りたい方はこちら
ブロックチェーン技術について詳しく知りたい方はこちら
Related Articles
この記事を書いた人
