暗号資産取引所のコインベースが日本進出!?海外取引所が日本に拠点を置くとユーザーにも利点が!


最近、海外の暗号資産取引所が日本に進出するという話をよく耳にします。
先日、Hitbtcが今年中に日本進出するという記事を書かせていただきましたが、今度はアメリカの大手暗号資産coinbase(コインベース)が日本進出を発表いたしました。
なぜこんなにも日本進出しようとするのでしょうか。
目次
アメリカの暗号資産取引所coinbase(コインベース)
米国最大級の暗号資産交換会社コインベースが日本に進出する。(中略)
コインベースは企業価値が10億ドル(約1100億円)を超えるユニコーンとして知られる。
引用元:日本経済新聞 2018/06/5
米暗号資産大手コインベース、日本に進出
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31334860U8A600C1EE9000/
アメリカのサンフランシスコ生まれの暗号資産取引所として有名なcoinbase(コインベース)。
2012年創業と、暗号資産取引所としての歴史がある取引所です。口座開設者数は2000万人に上ります。
そんなコインベースが、暗号資産交換業の登録を日本金融庁に申請するようです。
既にこれほど多くのユーザーがいるにも関わらず、日本に進出したいとおもわせるほど、日本は魅力的な国のようです。
取り扱い通貨はわずか4種類
coinbase(コインベース)が扱っている通貨はわずか4種類。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Etherium/ETH)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ライトコイン(LiteCoin/LTC)
しかしながら昨年の収益はなんと10億ドルとの発表がありました。わずか4種類の通貨しか取り扱っていないのにもかかわらず、これほど収益をあげられるのは一体なぜなのでしょうか。
以前コインオタクでもcoinbase(コインベース)について記事を書かせていただきましたのでそちらも参考にして頂けたらと思います。
詳しくはこちら
セキュリティーが高いが売買手数料は1%
coinbase(コインベース)の 取り扱い手数料は1%と海外の取引所にしては、少し高めですがセキュリティーがしっかりしているのが特徴 です。
取り扱い通貨を限定し、しっかり管理する事によりユーザー数を確保できていると思われます。
また、coinbase(コインベース)はウォレットアプリもリリースしていますので使い勝手も良いと言えるかもしれませんね。
また成長企業として大変評価が高くユニコーン企業として今後を期待されています。
ユニコーン企業とは
ユニコーン企業とは評価額が10億ドル(約1250億円)以上ある、非上場のベンチャー企業の事を言います。
ユニコーンのようにまれで、巨額の利益をもたらす可能性のある企業の事をそう呼んでいるそうです。
過去にユニコーン企業といわれていた物の中にはフェイスブック社やツイッター社が含まていますので、coinbase(コインベース)がどれほどの評価され、期待に満ちた企業なのかご理解して頂けるのではないでしょうか。
コインベースがもたらすもの
全社員の5%以上をセキュリティー専門のエンジニアとして抱える。
万が一ネットワークに常に接続した状態にある「ホットウォレット」で顧客資産がハッキングされた場合でも全額補償される保険がある。
引用元:日本経済新聞 2018/06/5
米暗号資産大手コインベース、日本に進出
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31334860U8A600C1EE9000/
万全なセキュリティー体制
コインコインベースはセキュリティーがしっかりしていて、 万が一ハッキングをされた場合でも全額保証 されます。
またビットライセンスも取得済みという事ですので、ユーザー的に見ても安心して暗号資産を預けられる取引所なのではないでしょうか。
補足ですが、ビットライセンスとはニューヨーク州で暗号資産事業を行う為の免許の様なものです。
これを取得しているという事は、しっかりした体制のもと暗号資産を取り扱っているという証明になります。
暗号資産の手数料全体が引き下げられる可能性あり!
現在、日本の暗号資産取引所の手数料は非常に高くトレーダーはもちろん、暗号資産で投資を行っている方々にとっては大きな負担となっています。
海外からの参入が増える事により、 価格競争が起き、取引所のべらぼうに高い手数料が引き下げられる可能性 が大いに考えられます。
という記事を書かせて頂きましたが、日本人は高い手数料を払ってでも暗号資産を保有するほど暗号資産ホルダーが多く、世界中の取引所から進出したいと思わせるほどに、注目されている国なのです。
しかし、今年に入り日本国内外問わず、日本金融庁からの規制や注意勧告を受ける取引所が増え、日本から撤退、日本人の使用制限をかけざるを得なくなってきています。
日本進出を目指す暗号資産交換業者
ヒットBTC(Hitbtc)
こちらの取引所はすでにコインオタクで紹介させて頂いていますが、日本金融庁の指示を受け、現在日本人在住の日本人のアカウントの使用制限をしている取引所です。
日本への進出を狙い着々と準備を進めているようですので、今年中には日本での使用が可能になているかもしれませんね。
コインスクエア(Coinsquare)
コインスクエアはカナダの交換業者ですが、 今年2018年の7月11日に株式会社DLTA 21 Blockchain CorpとDLTa21japan(日本法人)と戦略的パートナシップを締結 をしました。
またコインスクエアのCEOのCole Diamond氏は「日本の市場は実に興味深い。自社のプラットフォームを日本市場に提供する方法を模索している」とコメントを残して言います。
350万人の暗号資産ユーザーがいるとされる日本はとても小さな国ではありますが、世界中から見てとても魅力的な国のようです。
バイナンス(BINANCE)
こちらは皆さんおなじみ世界№1の取引所ですが、今年の初めに日本進出がうわさされていました。
しかし日本の金融庁から公式サイトでの日本語を取り除くよう指示があったことや、Coincheckのハッキング事件が起きてしまい、バイナンスに悪い噂が広がってしまい、日本進出をきらめてしまったようです。
以前コインオタクでは独占インタビューをさせてもらった時、日本金融庁にライセンスを申請中で日本円で取引が出来る取引所を作っています。とおっしゃっていましたので、もしかすると 今後 再び日本進出に踏み切る可能性を十分に感じる
バイナンスで日本円が使えるようになったら、もうどこの取引所でもかなわないほどの取引額になってしまいそうです。
黄金の国ジパングは暗号資産大国に
マルコ・ポーロがアジア諸国で見聞した旅行記で日本のことを「黄金の国ジパング」と紹介した事は皆さんご存知の事だと思います。
昔日本は膨大な金を産出し宮殿等は金で装飾されていました。
日本人は金という資産に価値を見いだし、それに重きを置いたのでしょう。
時代は変わり目には見えず、触ることもできないデジタルデータに価値をもたらす時代になりました。
そして 日本は暗号資産大国 と呼ばれることになります。
今も昔も日本人は資産を作る、保有する事が他の国よりも好きで何かしら長けているのかもしれません。
こんな日本ですので、今後ますます交換業者は日本に進出を狙う事でしょう。
数年後に暗号資産が金のように世界中でその価値を認められ、広まるようなら、日本人は本当に先見の明がある国民なのかもしれませんね。
日本進出をたくらむ世界中の取引所の今後の動きと共に暗号資産の価値がどんな位置付けなっていくか注意していきましょう。デジタル世界での航海が素晴らしいものになっていくか、今がその分岐点なのかもしれませんね。
海外取引所を開設するならバイナンスがオススメ
最近の暗号資産事情についてもっと知りたい方はこちら
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