暗号資産で慈善活動!ブロックチェーンは慈善活動における重要な革命に

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暗号資産で慈善活動
近年、多くのスタートアップが「社会的な善」を実践しようとしている。
引用元:NEWS PICKS
暗号通貨で慈善活動、チャリティーの世界にもブロックチェーン革命(2018年7月16日)より
「P2P保険」を提供しているLemonadeでは支払われなかった保険金が慈善団体に寄付されています。
この仕組みを簡単に説明すると、Lemonadeは持ち家に住んでいる人、賃貸物件に住んでいる人などに向けた家財保険を提供しています。
保険料についてもスマホですぐ確認することができ、やり取りはチャットボットですべて行うことができます。
そのため保険の加入から保険金の請求まで、すべてスマホで完結します。
Lemonadeでは会員同士でグループを作り、そのグループで保険料を集め、請求があったらその中からお金を支払います。
加入者が料金の請求を一年間行わなければ、支払われなかった分の保険料は慈善団体に寄付される仕組みになっています。
このような社会貢献の仕組みが今、若者の間でウケているようですよ。
ちなみに、日本ではjustInCase(ジャストインケース)という会社が2018年3月にスマホの画面割れに特化したP2P保険をはじめました。
これをきっかけに日本でも若者を中心にP2P保険が流行るかもしれませんね。
育成された猫のチャリティーオークション
「クリプトキティーズ」がチャリティーオークションにかけられようとしている。
引用元:NEWS PICKS
暗号通貨で慈善活動、チャリティーの世界にもブロックチェーン革命(2018年7月16日)より
「ビーニーベイビーズ」のデジタル版とも言われる子猫育成ゲーム「クリプトキティーズ」が、育成された猫のチャリティーオークションを行おうとしています。
クリプトキティーズは、イーサリアムのブロックチェーン技術を使ってデジタル猫を育成するゲームです。
2017年、暗号通貨資産への関心が急速に高まるなかで始動しました。
ユーザーは猫を購入し、繁殖させることができます。人々は「コレクター向け猫」に殺到し、10万ドル超の値が付く猫もいます。
今回、オークションにかけられる猫は「ホヌ」という名前で、収益は海や野生生物に関連した慈善団体に寄付されます。
また、暗号資産に積極的に投資してきた実業家のフレッド・ウィルソンは暗号通貨や暗号グッズは、チャリティーの資金集めを変え、改善する可能性を秘めているとブログで述べています。
慈善活動の未来
暗号通貨業界による慈善活動は、ホヌが初めてというわけではない。
引用元:NEWS PICKS
暗号通貨で慈善活動、チャリティーの世界にもブロックチェーン革命(2018年7月16日)より
6月後半に、暗号通貨で資金を集め、世界中の必要としている人々に分配するためのプラットフォームとして、「GiveCrypto.org」を立ち上げました。
寄付を行えば税金控除になることもあり、消費者たちは暗号通貨資産を積極的に寄付しています。
多くの仮想価値の価値が急上昇したためか、2016年の寄付額は700万ドルでしたが、2017年には6900万ドルに上がりました。
さらに、匿名の個人が「Pineapple Fund」というウェブサイトを立ち上げ、60の慈善団体に対して、合計5500万ドル以上のビットコインを寄付しています。
また、単純な寄付だけでなく、ブロックチェーン技術でチャリティーの説明責任を高めようと試みるプロジェクトもいくつかあります。
これらの活動は慈善活動の未来を示しているのではないでしょうか。
慈善活動にブロックチェーンは欠かせない
ブロックチェーンは間違いなく、国際的な慈善活動における最も重要な革命のひとつになるだろう
引用元:NEWS PICKS
暗号通貨で慈善活動、チャリティーの世界にもブロックチェーン革命(2018年7月16日)より
集めた支援金をブロックチェーンの技術を活用することで支援金を届けることが出来きます。
また、ブロックチェーンは中央管理者が存在しないため直接難民の人たち安い手数料で支援金を送ることが可能になります。
それだけでなく、身分証明にも応用できます。
ブロックチェーン上で身分証明書を指紋などの生体データを管理することで、IDを持たない難民も身分証明が可能になるかもしれません。
そのため、ブロックチェーンを活用することでより効率的で効果的な支援が可能になります。
今までは集金後のプロセスが不透明で本当に信頼していい団体なのか分かりませんでしたが、この仕組みを活用すれば寄付金の行き先を追跡することも出来ます。
しかし、暗号通貨の世界にはまだ解消しなければならない欠陥がいくつかあります。
例えば、誰かがチャリティーオークションで高価なクリプトキティーを落札したとしましょう。
もしオークションが終わるまでに、暗号通貨イーサに対するドルの価値が20%下がったらどうなるのでしょう。
そして、最大の問題は、慈善団体が対処法を知らないかもしれないということです。
現在は、株による寄付と同じように対応しています。株を売るように、第三者に暗号通貨を売っていることです。
また、一部の慈善団体は、高価なキャラクターが取引されるような新しいデジタル経済の恩恵に預かる絶好のチャンスだと感じています。
そして、寄付金の追跡方法が変わるターニングポイントだと感じています。
テクノロジーによって寄付の透明性が高まり寄付する私たちも安心して支援することが出来るようになるでしょう。
暗号資産について知りたい方はこちら
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「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
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