アービトラージの現場に潜入!相場師は暗号資産市場をどう見ているのか【コインオタク伊藤対談】

目次
あの大物トレーダーに直撃インタビュー
今回コインオタク伊藤が接触に成功した人物はアービトラージという裁定取引を日本に広めた第一人者ということです。
その名もアルケミスト K氏(元Mr.Brain)です!
特にFX系の界隈で有名な方ですので、ご存知の方も多いかもしれません。
誰もが知りたいその必勝法について伝授していただきましたが、ここでは秘密です。
ご自身が取り組まれているアービトラージや暗号資産について詳しくお話を聞いてきました。
マイニングマシーンではない!?ビットコイン誕生前から稼働し続けるPC群
地球某所のオフィスに潜入
アルケミストK氏がオフィスを構えるのは地球上の某所ということで、私たち取材チームはその場所を漏らさないことを条件に招いていただきました。
氏が実際にアービトラージに使っているコンピュータが何台も置かれており、室内は空調温度が低く設定されているなど異様な光景でした。
それぞれのコンピューターは 世界中の取引所のチャートが映し出されており、それぞれを冷却するために空調が強めに設定されていた のです。
ここでは特別に撮影が許された複数稼働しているロジックシステムの内のほんのほんの一部になりますが、画面を皆さんにもお見せします。
これからの暗号資産市場をどう見ているのか
昨年末に比べると低迷が続いている暗号資産市場ですが、アルケミストK氏はこれからの展望をどのように見ているのでしょうか。
ビットコインの相場は「正直」
雑談の中でK氏はビットコインの相場について、正直な動きをしていると評しました。
オタク伊藤はその表現が気になったのか詳しく聞くことにします。
FXなどではいわゆるダマシが多いなど、相場転換の場面において逆方向への強い陽線や陰線を出しがちだと言います。
それに対してビットコインはキリのいい価格近辺等の節目で 瀬戸際の攻防を見せるとき、底値での上昇転換などで予想通りの値動き をするということです。
これを独特の言い回しで「正直」であるということなのです。
ビットコインは100〜120万円で推移か
長らく下落トレンドが続いていたビットコイン価格が10%上昇したことがありましたが、これもチャートパターン通りだと言います。
過去のチャートをバックテストで確認することができますが、ビットコインはこれまで節目で大きく動いてきました。
これは非常にわかりやすく、 過去の抵抗の抜け方を参考にすればわかる そうです。
暗号資産についてはネット界隈を中心に上昇下落のファンダメンタル的な要因を探り合っていますが、K氏によればそのような複雑なことはないそうです。
これまでの傾向を見る限りビットコイン価格が65万円を下回ることは考えづらく、現在は下落トレンドが終わってヨコヨコ展開になっています。
節目を意識していくと、まずは100万円の大台を超えるかどうか、明確に超えて安定したら100〜120万円を推移する期間が続くと思われるということです。
暗号資産は長期保有に適している
FXと違って暗号資産には板という概念があり、その分だけ判断材料が多いですが取引そのものを比べると難しいと言えるそうです。
K氏によると投資はいかにラクして稼ぐかであり、その点にフォーカスして暗号資産市場を見ると、その 将来性に期待して時価総額30兆円規模が500兆円にまで成長するのに賭けるべき だとしています。
リップル、ついでイオス、イーサリアムなどは、将来性も高く時価総額が伸びてもおかしくないと言います。
長期保有するだけならラクだしとてもやりやすいでしょう。
アベノミクスの時の株と同じですが、その時代の相性を見極めて投資すべきだそうです。
リップルは特に将来性が高い
K氏は友人の先の人脈にリップルのチームメンバーがいるということもあり、XRPにはかなり注目しているということです。
中でも他にはないその政治力を挙げ、関わっている機関や要人のラインナップが抜群だと評します。
イーサリアムなどと共に証券化の話がで持ち上がった際には悪材料として捉えられたこともありましたが、ここまでは順調に開発が進んでいます。
結論として 「リップル」という響きが良い のだとユーモアにまとめられました。
プレゼントコインという慈善プロジェクトにも取り組む
今トレンドになっている暗号資産のブームに乗って、アルケミストK氏自身もプレゼントコインというプロジェクトを立ち上げたということです。
こちらは慈善事業構想となっており、 寄付金を募って運用することでより大きな金額で災害地域に寄付をしたり、貧困問題や医療、環境問題等に取り組む慈善団体等に寄付をする というものです。
最近では広島をはじめとする西日本を襲った平成30年7月豪雨がありました。
一人ひとりが寄付できる金額は小さくとも、それを一つにしてさらに運用すれば大きな支援となります。
特に暗号資産で儲かった人は寄付を通じて社会貢献をしてもらいたいとK氏は言います。
私たちコインオタクもその仕組みと気持ちに感銘し、寄付をすることを決めました。
このような輪が広がっていくことを願います。
今後の市場について知りたい方はこちら
リップルに関するニュースを読みたい方はこちら
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「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
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