【CEO特別対談】Inkが目指すコンテンツ産業の新たな環境〜クリエイターの「想像力」と「創造力」がトークンで評価されるとは〜

対談&インタビュー
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皆さんこんにちは、コインオタク公式(@_coin_otaku_)です。

本稿ではInkが提供するブロックチェーン技術の紹介とともに、共同創始者の1人、月川氏への独占インタビューをお届けします!

Ink が誕生した理由とは?

近年、インターネットの普及による急速な知的財産の発達は、文化コンテンツの産業分野において避けられない課題をもたらしています。

例えば、知的財産保護インフラの欠如、深刻な情報の不均衡及び大手による資源の独占など、創造的な産業は深刻な課題に直面しています。
 Ink はクリエイティブコンテンツ産業に蔓延るこれらの課題を解決するために誕生 したブロックチェーンプロジェクトです。
ブロックチェーンを通じて、高速な IP 知的財産権の帰属確認、自由な文化資産取引、及び障壁のない価値·情報交換を実現し、それによって全世界の文化産業の新たな環境を作ることを目指します。

Ink は既に自らのブロックチェーンプロダクトを複数ローンチしており(  HP  にてご確認いただける)、さらに「FCoin」をはじめ、「HitBTC」「COIN EGG」など世界中の有名な取引所に上場しています。数少ない、きちんと経営を行っている ブロックチェーンプロジェクトと捉えることができます。

Ink が提供する文化産業のブロックチェーンソリューション

特定の国や地域の法環境にフィットしたベースシステム:コンソーシアムチェーン

著作権など、クリエイティブコンテンツに関する法律は、国や地域によって異なります。これに適応すべく、Inkは既存のパブリックチェーンとは異なるコンソーシアムチェーンをベースとして採用しました。これに合わせ、「特定の文化圏にフィットしたコンソーシアムチェーン」というコンセプトを打ち出し、一連のプロダクトを提供しています。

IP資産(クリエイティブコンテンツ)取引プラットフォーム

IP 資産取引プラットフォームは、クリエイティブコンテンツのトークン化を実現させるプラットフォームです。トークン化されたコンテンツに対し、投資家はクラウドファンディングに参加するのみならず、投資した者同士のトレードも可能となります。

ライツ管理

ブロックチェーンによるデジタルコンテンツの登記と管理のワンストップシステムを提供します。

クロスチェーンプロトコル

INKトークンは、Qrc20(Qtum)として作成されたトークンです。ただし、トークンの価値をさらに高めるためには、Ink自らのプロダクトのボリュームだけではなく、トークンの流動性を高めるため必要があります。クロスチェーンのインタラクション能力はそれを実現する鍵であり、Ink エコシステムのベースたるパブリックチェーン(Qtum、イーサリアムなど)との情報交換の橋渡しとして機能するInkのコアテクノロジーです。なお、2018年7月現在、Inkは世界で初めてETHとQTUM間のクロスチェーンローンチに成功したプロジェクトです。

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INK共同創始者、月川 雄氏インタビュー


既に取引所への上場までしているInkですが、その創業背景や技術的な強みなどを、創始者自らお答えいただくだけでも大変価値のある機会です。
さらに当インタビューでは、仮想通貨市場の展望についてもお答えいただきました。
上場しているポジションから語られる展望は、様々な立場、視点から読んでも価値ある内容ではないでしょうか。

Ink創業の背景にはある人物との出会いが!

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
プロジェクトがスタートしたきっかけ、背景をお聞かせください。
月川氏
月川氏
Tangとの出会いがきっかけとなりました。
私は幼少期から映画と音楽が大好きで、学生時代は制作にもチャレンジしました。
映画の趣味が合うタイ人留学生とショートフィルムを作ったり、バンド組んでアレンジやオリジナルをプレイしたり、さらにテレビ番組に司会者として出演するなど、コンテンツの作り手として様々な経験をさせて頂きました。
就職の際もクリエイティブ業界を志望しましたが、案の定、周囲からは猛反対されましたね。(笑)
「まわりの反対を押し切って自分の夢を追いかける」ような、かっこいい決断をできていたらよかったのですが、自分にはそんな勇気がありませんでした。(笑)
というのも、映像制作、バンド、司会を経て、それらの分野で他人に勝てる「何か」がないと感じたのです。
美しい「画」やメロディーが降りてくるわけでもないし、饒舌さや顔で食べていけるわけでもない。

ただ振り返った際、自分は二つの強みがありそうだと思いました。
一つは作品を作るプロセスを楽しめること。
もう一つは、だれかの素晴らしいクリエイティブアイディアを実現可能な形にまとめる力でした。
次第に、クリエイターをサポートする立場でなにかできたら面白いのではないかと考えるようになりました。

その後ビジネスの基礎を学ぼうと、尊敬する先輩がたくさん所属する会社に入社し、営業と企画職を経験しました。

そして入社 2 年目の夏、大学の友人の紹介で後に Ink を共に立ち上げる Tang と出会います

当時彼はすでにベンチャーを立ち上げており、その事業内容は、ブロックチェーン技術を使ってクリエイターの活動をサポートするプラットフォームを作ることでした。

 まさにこれだ! 」と、思いましたね。

「一緒にやりたい」と、今までの経験や業界に対する考えをぶつけたところ、すぐに意気投合。Tang と彼の会社の主要メンバーと複数回に渡りすり合わせた結果、コンテンツ業界の法律や規制はエリアによって大きく異なるため、中国の組織とはパラレルで進めた方が効率的だろうという結論に至りました。その結果、2017 年の夏に Ink プロジェクトの構想に着手しました。

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Qtumとイーサリアムのクロスチェーンに成功した最初のプロジェクト、その技術力とは?

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
ブロックチェーン技術(または、仮想通貨市場)へ参入した理由は何だったのでしょうか。
月川氏
月川氏
著作権保護、ファイナンス難、機会の不平等など、コンテンツ業界に存在する諸課題を解決するため、ブロックチェーンは極めてコストパフォーマンスが良いテクノロジーだと考えたためです。
例えば、著作権保護にはタイムスタンプ(時刻認証)というシステムが使われます。タイムスタンプとは、「いつ」「だれが」「なにを」作ったのかを記録し、創作のエビデンスを残す古来より存在するシステムですが、インターネット上でそれを再現する場合、サーバー維持費やセキュリティ対策に相当なコストがかかってしまいます。
日本でも時刻認証がサービスとして展開されていますが、いずれも法人向けである上、利用するためにはそれなりの費用が掛かります。
一方、開発維持コストの低さ、改ざんできないなどの特徴を持つブロックチェーンで開発されたInkタイムスタンプは、だれでも無料でご利用いただけます。

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
プロジェクトの一番の強みを教えてください。
月川氏
月川氏
技術力です。まずはInkの根幹たるInkチェーンをご紹介します。
サービスを提供する者として、基盤システムのディテールを把握できないのはやはり気になります。
例えば、イーサリアムベースの Dapp を開発した場合、何かの原因でイーサリアムがダウンした際、Dapp も影響を受けますよね。
そこで、サービスの安定供給を狙い、我々は自社のブロックチェーン、Ink チェーンを開発しました。
Ink チェーンはイーサリアムやビットコインなど、だれでもノードになれるパブリックチェーンではなく、承認された者しかノードになれない、コンソーシアムチェーンを採用しています。
オーソライズされたノードしか存在し得ないため、より安全性が担保されます。
現在 Ink の諸サービスは、いずれも Ink チェーンをベースに開発を行っています。

月川氏
月川氏
また、我々はInkチェーンの技術に自信を持っています。
技術力を表すわかりやすい指標としてTPSがあります。
TPS、所謂ブロックチェーンの処理速度ですが、ビットコインが7、イーサリアムが15前後に対し、近日 Inkは1000前後のスコアを記録 しています。
無論、今年話題となった一部のプロジェクトと比べたら、1000というスコアは決してトップクラスの速度ではない。
ただ我々の目標は「より速いブロックチェーンを作る」ことではなく、「安定したサービスをカスタマーに届ける」ことなので、サービスを安定供給できるための開発を進めています。

月川氏
月川氏
最後に、INKトークンを支える「クロスチェーン」技術について少し紹介させてください。
INKトークンはQRC20トークンとして作成されました。
Qtum には安定した技術基盤、親身なテクニカルサポートチーム、そして相当規模のコミュニティがあるためです。
一方、トークンの価値を高めるためには、トークンホルダーのボリュームが必要不可欠です。そのため、より多くの取引所に上場することが求められますが、ERC20 トークンを受け付ける取引所が主流でした。
また、ウォレットに関しても同じことが言えますね。(ERC20 トークンをサポートするウォレットが多い)そのため、弊社は昨年より Qtum とイーサリアムを繋ぐ「クロスチェーンプロトコル」を開発に着手しました。
クロスチェーンと言えば、ビットコインとイーサリアムをつなげる COSMOS プロジェクトが有名かと思いますが、我々はQtum とイーサリアム間のクロスチェーンを開発しました。
そしてつい先月、ローンチに成功しました。
つまり現在、INK トークンは QRC20 のみならず、ERC20 トークンとして取引所やウォレットで取り扱うことが可能になっています。
クロスチェーンの実装によって、INK トークンの流動性は一層高めることができたと言えます。

余談ですが我々が知る限り、 InkはQtumとイーサリアムのクロスチェーンに成功した最初のプロジェクト です。
また、今後はさらに多くのパブリックチェーンとのクロスチェーン作っていく予定です。

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すべて自前で開発、高い技術を誇るプロジェクトメンバーはどのように集まったのか?

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
メンバーはどのように集まったのか背景をお願いします。
月川氏
月川氏
コアメンバーが所属していたコミュニティから、少しずつ声をかけ、我々の価値観に同調できる方を集めていきましたね。
例えば開発者に関して、技術チームのリーダーが清華大学出身だったので、開発者の過半数は清華大学から採用しています。

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
特にお勧めしたいメンバーの紹介をお願いします。
月川氏
月川氏
個別のメンバーというよりかは、デベロッパーチームが特に優秀です。
先述の 技術をアウトソースすることなくすべて自前で開発 できたことは、デベロッパーチームのみならず、Ink全体の自信にも繋がりました。
あとは、やはりCo-founderの3人ですね。
普段は異なるの国で各々のマーケットを開拓していますが、全員高い当事者意識を持ち続けています。
この2つこそ、Inkの動力源になっているように思います。

月川氏が語る仮想通貨市場とその展望

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
既にいくつかの取引所へ上場されているかと思いますが今後の展望等あればお聞かせください。
月川氏
月川氏
取引所に関して言えば、つい近日取引量世界一のFCoinへ上場しました。今後も世界各地の取引所に上場していくつもりです。
さらに、プラットフォームビジネスにとって、サービスユーザーとコンテンツクリエイター両側のボリュームが重要だと考えています。
よって、Ink は取引所のみならず、Dapp を通しても引き続きユーザーとクリエイターとの接点を増やしていく考えです。
今後も皆さんが知っているような取引所への上場、コミュニティ運営、イベント、キャンペーンなど、どんどん仕掛けていきますので、楽しみにしていただければと思います。

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
今後の仮想通貨市場はどのようになると考えていますか、見解をお聞かせください。
月川氏
月川氏
20年前のインターネット業界と同じトレンドを辿っていくのではないかと考えています。
多くの方が仰るように、.comバブルと似てると言えるのではないでしょうか。
きちんと経営を行う会社は、投機家が去ったあともやっていけるでしょう。
一方、中身が伴わない会社は自ずと淘汰されていくのではないでしょうか。
Inkの経営判断を行う際にも、浮かれたマーケットトレンドに左右されることなく、「カスタマニーズは本当にこれであっているのか」、「クリエイターのペインポイントは何か」など、本質的な内容をジャッジポイントに据えるよう常に心掛けているつもりです。

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2018.08.08
コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
本プロジェクトのトークンは仮想通貨市場でどのような存在になりますか。
月川氏
月川氏
コンテンツ業界に深く根ざし、クリエイター、ファン、投資家間によって構築されるInkエコシステムの「血液」のような存在となるイメージでしょうか。
我々のビジョンでもありますが、創造的産業物の価値交換を促進する役割を担うことこそ、INKトークンの存在意義です。

トークン保持者、投資家へ向けて

コインオタク伊藤
コインオタク伊藤
トークン保有者、トークン保有予定の方へ一言お願いします。
月川氏
月川氏
Inkはクリエイターの資金難、盗作などの問題に新しい解決法を提供し、クリエイティブ活動を全面的にサポートするプロジェクトです。
最初の著作権保護サービスを2017年にリリースして以降、 30万を超えるコンテンツのライセンス登録をInkブロックチェーン上で行われました。  日本では、作品を作るための資金調達サービス、そして著作権保護サービスを2018年の下期にかけてリリースしていく予定です。

Ink は、クリエイターの「想像力」と「創造力」に対する、マーケットの期待と評価をトークンに落とし込みます。
このようなクリエイティブのトークンエコノミーを作ることで、コンテンツ業界に新しいシステムを呈することこそ我々の目標です。
そう考えると、ブロックチェーン技術は、クリエイターを応援(投資にも置き換えられるだろうか)する、守る行為をよりシンプルなものに変えるポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
「Ink システムは人々に受け入れられるのか?」という問いに対し、おそらく今後マーケットの中で繰り返し試されることになるかと思いますが、チーム Ink のコンテンツと技術に対するコミットメントとスタンスで、乗り越えていきたいと考えています。

月川氏
月川氏
ぜひInkの今後の活動にご注目ください!

月川氏が語られたとおり、Inkは今後も技術的成長を継続していきます。
その根幹には、著作権保護における社会的な課題、ニーズに対し、「安定さ」「流動性」「利便性」を追求する一貫性が存在し、またクロスチェーンの実装をはじめ、追求する目的に対する高い技術力を背景とした実現性、プロジェクト自体の高いポテンシャルを感じることができます。

一般的に 『成功したプロジェクト』 の例に漏れず、これまでの実績を通過点として捉え、更なる成長へ着実に歩むInkが、文化コンテンツ産業を革命的に変える日は、その歩みとともに確実に迫っているのではないでしょうか。


 

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