Newton(ニュートン)プロジェクトCEO単独インタビュー「コミュニティ経済のための基盤へ」

ICO関連

 

今回は世界一のICOとも言われたニュートンプロジェクトが来日した際にミートアップを開催したので、インタビューをお願いしました。

来日して感じた日本の印象

まず初めに、日本に来て感じたことなどを伺いました。

徐氏は日本に2週間程度滞在され、ニュートン・プロジェクトのアドバイザーである胡定核氏とともに前金融担当大臣である柳沢伯夫氏と対談されています。

またAkiba Block Chain Summitにも参加され、BTCBOXの柳岩女史とも対談をしました。
さらにブロックチェーンメディア「火星財経」主催の「改革者の晩餐」というイベントにも参加しています。

最も印象に残っているのは柳沢伯夫先生との対談でニュートン・プロジェクトについて紹介をしたところ、柳沢伯夫氏が興味を示してニュートンの技術・ビジョンと進捗にとても驚いたことだと話します。

柳沢伯夫先生はとてもスマートで進歩的な方であるとの印象があり、ブロックチェーンについて本質をついた質問が数多くあったということです。

また彼の発言によって 経済学的な視点でブロックチェーン・プロジェクトに多くのインスピレーションがあった と言い、これからも柳沢伯夫先生と交流を保ちたいと感じることができたようです。

日本のニュートンコミュニティの進捗

次にニュートン・プロジェクトの日本コミュニティの形成について現状をお聞きしました。

ニュートン・プロジェクトの立ち上げの直後に日本語のTelegramグループが設立され、日本コミュニティは非常に活発に活動しており、人数は絶えず増え続けています。

2期目のトークン交換(Token Exchange)のときには日本のコミュニティから230件以上のKYC申請が届いています。

多くの日本人からのメールもあり、追加でトークンをもらいたいとの依頼もありましたと言います。
最終的にKYCを申請した人はほぼ全て2期目のトークン交換(Token Exchange)に参加しています。

ニュートンの日本のコミュニティとのミートアップを予定しており、とても楽しみにしているともおっしゃていまいした。

ニュートンCEO、Newton Meetup Beijing Phase IIにて、今後の計画と2018年目標を発表 (COIN OTAKU)

2018.08.02

ニュートンプロジェクトのきっかけ・ビジョン・ポジション

ニュートン・プロジェクトを開始したきっかけやビジョンとポジショニングについて教えていただきました。

ニュートン・プロジェクトは今年1月初旬に計画されています。
当時からブロックチェーンは原始的な発想から長年の発展を遂げてきたと信じていたと言います。

誰もがさまざまなコンセンサスアルゴリズムを実行することができ、技術の進歩により取引の確認のスピードを向上させてきました。

しかし この技術は実際に人々の日常生活・実際の経済活動で使われることで初めてその価値が証明されます 
徐氏は2018年がその境目だと思っていらっしゃるようです。

2018以前は技術が進歩する時期で来年からは経済活動で実用される段階です。
彼は2018年がブロックチェーン実用の元年だと常々言っています。

そのような思いに基づいてニュートン・プロジェクトは構想されています。
ニュートンをただの普遍的なパブリック・チェーンだと捉えてほしくないという願いも込められています。

現在多くのプロジェクトはいわゆるパブリック・チェーンにすぎませんが、ニュートンは社会経済インフラだと位置づけているということです。

インフラについては経済発展の段階を3段階に分けて3Cと呼んでいるそうです。

・最初の段階は征服者独裁経済(Conqueror)です。征服者の力は経済の方向性を決定し促進します。

・第二段階は資本経済(Capital)です。直近の300年は資本によって経済が発達しました。

・これからブロックチェーンの普及により、第三段階であるコミュニティ経済(Community)の時代に間もなくなるのです。

それぞれの段階において、それぞれにインフラがあります。
征服者独裁経済の時代では軍隊がそのインフラです。

資本経済において会社法・証券法などの法律がインフラです。
 コミュニティ経済時代にはブロックチェーン技術が新たなインフラになる でしょう。

ニュートン・プロジェクトは新時代のインフラを建設しているのです。

ニュートンプロジェクトの直近の動きについて

ニュートンプロジェクトの最近の進展については以下のように述べられています。

9月上旬にNewChain TestNetはリリースされました。
次に、10月29日にクラウドセールを開始する予定となっています。

来月初めにはNewChain MainNetをリリースし、TPSは約5,000で安定し、公式のウォレットであるNewPayとブラウザのNewExplorerも同時にリリースされます。

その後ニュートンの経済モデルであるエコロジーインセンティブプログラムが発表されます。
またSuperNodeプログラムも発表されます。

2月中旬にはSuperNodeキャンペーンを開始します。

さらにNewChainに加えて、一連のIoTデバイスも開発しており、将来的にはNewIoTも実際のビジネスシーンに対応します。

ある投資家にはニュートン・プロジェクトを「 ニュートンは、5つのブロックチェーン・プロジェクトの集合に等しい 」と評価されています。

ニュートンはパブリック・チェーン、ウォレット、IoT、分散型ストレージ、データエコノミーを同時に開発しています。

この5つはニュートンの基礎的な技術となります。

  1. NewChain
    現在、米国西部、東京、シンガポールのテストネットワークには数十のノードがあり、TPSは約5,000で安定しています。

  2. NewIoT
    ニュートンはブロックチェーン上で機能する様々なデバイスを構築しています。
    データ、オーディオ、有毒ガス、温度および湿度データを収集できるさまざまなセンサーなどです。

  3. NewNet
    分散型ストレージインフラストラクチャーです。
    ボリュームの観点から、デジタル資産のほんの一握りのみがOn Chainに適しており、多数のものはOff Chainである必要があります。
    Newtonはそのようなインフラストラクチャを構築する必要があります。

  4. NewAI
    Newtonは分析のために分散データを集約するAIフレームワークを作成しました。
    ひとつ特別に説明をしておきたいことは伝統的なAI技術はビッグデータに基づいています。
    ビッグデータとはつまり全てのデータを一人(一箇所)に集めて、その一人がデータを所有・管理するものです。
    ユーザが失われるのはデータによる収益権やプライバシーです。
    それらに対してニュートンが構築しようとしているのはビッグデータではなく、いわばスモールデータです。
    ユーザが各自自分のデータを所有します。
    ユーザが許可するとAIはデータをまとめて計算・分析等を行い、完了したらそれらを消去します。

5.アトミックハッシング
ブロックチェーンを使用して物理的な世界の物事を記録・分析・識別します。

ブロックチェーンが実体経済に役立つはずですが、実体経済のビジネスシナリオは複雑です。
したがって十分に複雑で包括的かつ完全な基盤技術がサポートされていない場合、実際に使われることはないでしょう。

Newton(ニュートン)CEO徐継哲氏:電子取引の新しい機会とブロックチェーン時代のデジタル資産管理 (COIN OTAKU)

2018.08.29

ニュートンの経済モデルの設計思想

そしてニュートンの経済モデルの設計思想についてです。

ニュートンの 経済モデルの設計はブロックチェーンの本質に沿ったもの です。
ブロックチェーン・プロジェクトの本質は「永久機関」モデルです。

まず燃料として将来の開発のための巨大な価値の準備を提供し、その後マシーンが運行されてこの燃料はより多くのトークンを生成し、正のサイクルに導きます。

徐氏は良い経済モデルのデザインは継続的なインセンティブが必要であり、初期は希少性を保証しなければならないと思っておられます。

したがってニュートン・トークン・モデルでは貢献者がインセンティブを受け続けることを保証するために、 今後50年間にリリースされる総額の60%をさまざまなインセンティブとして貢献者に与えるように設計 しました。

ニュートンのトークンは主にエコロジーの貢献者に与えられ、あらゆる貢献につながる行為に対して全てトークンが与えられます。

それが実現するように精密なアルゴリズムを設定します。
これはニュートンの経済モデルのコアの部分になります。

ニュートンの将来像とは

最後に、徐氏が想像しているニュートンの将来像を教えていただきました。

 ニュートンは信頼のできる計算可能な、かつ検証可能なビジネスプラットフォームになる でしょう。
ニュートンは技術・運用管理・資本などのビジネスシナリオの最下層を提供し、現実のビジネスの発展を支援します。

ニュートンの公式ウェブサイト(https://www.newtonproject.org/)上で計画されている7つユースケースを見ることができます。

この7つは小売チェーン事業・ペイメント・サプライチェーン・金融・ゲーム・農業・公共です。

その中で小売チェーンはニュートンの最初のシナリオであり、モデルとなるシナリオです。
E-コマースはコストと効率の問題に関係しており、チェーン販売はインセンティブモデルの問題に関係しています。

ニュートンの考え方を利用して、コストと効率の巨大な独占権を持つマシーンからすべての人が貢献し、誰にでも利益をもたらす小売プラットフォームにE-コマース業界を変えることができます。

NewMallと呼ばれる小売チェーンのビジネス製品において、巨大な仲介業者がおらず、取引コスト現在の25%から8%以下に下げます。

ニュートンはこのエコノミーに貢献した全ての人々にインセンティブを与えます。
例えば、買い手や売り手・宅配業者などです。

また、サプライチェーン・農業・公共福祉・ゲーム業界の主要企業とのパートナーシップを確立しており、そのほとんどは非常に深いレベルに達しています。

また公式サイトの「産業」ページに新しいアイデアのチャンネルが残されています。
ニュートンコミュニティに対して新しいアイデアを募集しています。

ニュートンのコミュニティは 共同創造的なコミュニティなのです。