数学界の「失敗経験」から生まれた成功の法則、暗号資産市場の新たな挑戦とは!?

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コインオタク伊藤
今回は「現代生活の根底にもなっている科学・数学の歴史からみる成功法」についてレポートしていきます。

数学の歴史は世代や国を超えた挑戦と失敗の連続の賜物

みなさんは、「失敗や挫折」を経験したことはあるでしょうか?
今日我々が当たり前のように使用しているスマホもPCもありとあらゆるものすべては歴史上の偉人が学問において多大なる功績を残してきてくれた恩恵で科学が進歩し、あらゆる分野に応用されています。

その根底にある学問、特に数学は一つの定理を発見するのに多くのドラマを生んできたようです。
今回は、日本経済新聞1月6日朝刊の記事をご紹介します。

今の暗号資産市場の現状と照らし合わせながらご覧下さい!

科学技術史に残る偉大な発見や発明は、間違いや失敗をきっかけに生まれた例がたくさんある。特に数学では、1つの難問に多くの数学者が世代を超えて挑み、間違いを乗り越えて大きく発展させてきた。すぐに応用できる成果ばかりを求めて失敗を許さない風潮が強まると、研究に予算を投じても驚くような成果が生まれなくなるかもしれない。

大阪市立大学の安本真士特任准教授は「一見簡単そうなのに証明が難しい問題は、数学者をとりこにする」と話す。そんな一例が「どんな平面地図も4色で隣接する領域が同じ色にならないように塗り分けられる」という「4色問題」だ。

この問題は英国のガスリー兄弟が1852年に提唱した。以来多くの数学者が証明を目指し、100年を超えて論争の歴史を刻んできた。
まず英国の数学者、ケンペが1879年に「4色問題を証明した」と明かし、学界で話題になった。証明には「帰納法」という手法を使った。

しかし1890年、英国の数学者ヒーウッドが「ケンペの手法では4色で塗り分けられると証明できない例がある」と指摘し、4色問題の証明作業は振り出しに戻った。
これを契機に数学界における難問として広く知られるようになった。
神戸大学のラスマン・ウェイン教授は「ケンペの間違いは、よい間違いだった」と解説する。

決着がつくのは1976年だ。
米国で2人の数学者、アッペルとハーケンがスーパーコンピューターを使い、4色で塗り分けられる地図の基本パターン約2000個を全て洗い出した。
国を色の並びでグループ分けするケンペの考え方をプログラムに応用した。
この研究は数学の証明にコンピューターを使う最初の例となった。

ケンペは4色問題の証明には失敗したが、コンピューターを使う数学という新たな可能性を開く基礎を築いた。

「間違ったことのない人とは、何にも挑戦したことのない人である」とは、アインシュタインが残した名言だ。
間違いを恐れず手ごわい難問に挑んだ人々がいてこそ学問が発展することを、数学の歴史は教えてくれる。

引用元:数学の発展、間違いきっかけに 世紀またぐ挑戦続く

長期的な視点、失敗の繰り返しの先にある「成功」へ

失敗続きの暗号資産市場はみなさんもよくご存知かと思います。
しかし、それは私は当たり前のように考えます。

テクノロジーの誕生からスタートしたこの市場は明確にその技術の使用用途が決まっているわけではありません。
このテクノロジーを使って世界を巻き込んだ挑戦・競争がスタートしたばかりだからです。

すると失敗も成功もとても数多く生まれる非常にカオスな状況に突入したと言えます。

ブロックチェーン技術、暗号資産市場がとても魅力的なのは、市場参加国、人数、資本量からしてもよく分かりますね。
決して日本だけが熱狂しているわけではなく、先進国も途上国も人種も国も関係なく魅了しているのは事実です。

失敗が多いこの市場では、まったく想定外の新分野がどんどん誕生しているのもまた興味深い特徴です。
生半可に少し前の成功事例を模倣するよりも、失敗事例から全く想定外に誕生した新分野の方が成功する可能性が高いです。

業界スピードの早さに注目、社会を根底から覆す驚異的な挑戦の連続

暗号資産市場はテクノロジーをテクノロジーのまま活用するところからスタートしました。
ブロックチェーン×AI、ブロックチェーン×IoT、ブロックチェーン×AR、Machine-to-Machine(M2M)などです。

しかしこれらはすぐに下火になるでしょう。理由としてはまだ実体がないからです。
そして、実体を追うように「ブロックチェーン×金融」の構図が評価される時代に突入しようとしています。

暗号資産を活用した銀行業の誕生です。
貸付、資産運用、デビッドカードなどが挙げられます。

その後、「暗号資産×実サービス」が誕生し、CtoCやPeer to Peerを意識したサービスが大量に誕生することで市場のリソース(市場参加者、技術者、起業家、投資家など)を大幅にオーバーすることによりICOバブルははじけた感じを醸し出しています。
ここまででかかった期間はわずか約1年間です。

しかし、繰り返しになりますが数多くの失敗をした暗号資産市場の未来は明るく、当初に仕込んだAI、IOT、M2M、ARなどのテクノロジー系が再評価されるのが今年2019年だと考えています。

STOという行儀のよい市場が出来上がりつつありますが、市場の立ち上がりを見ていればSTOだけでは抱えきれない市場ニーズがあることがよく分かります。

2019年もたくさんの失敗と成功をすると思いますが、失敗から目を背けずに失敗したことを自信に変えて未来に繋げていくことが大切です。
(2019年はイーサリアム財団も本気を出してアップデートに取り組んでいます。こちらをご覧ください。)