米ネバダ州、今や結婚証明書もブロックチェーンで管理される時代!?

海外NEWS解説
伊藤健次
伊藤健次(@it0ken)です!

今回は「アメリカで実際に実用化されているブロックチェーンプロジェクト」についてレポートします。

米ネバダ州、ブロックチェーン応用活用への活路を見出だす

米ネバダ州は、ブロックチェーンに保存された結婚証明書などを政府プログラム公認として利用促進しています。

2018年4月に、「ワショー郡」はブロックチェーン上に提出された、いわば世界初の結婚証明書を発行しました。

ワショー郡(Washoe County):アメリカ合衆国ネバダ州の郡です。2010年国勢調査での人口は約42万人、ネバダ州では第2位に位置します。ワショー郡では毎年バーニングマンの大祭が開催されているのも魅力の一つです。

当プログラムによって 誰でもPCまたはスマートフォンから夫婦となるカップルの結婚証明書として保存、閲覧 することが出来ます。
デジタル結婚証明書はEthereum(イーサリアム)ブロックチェーンに保存されています。

ブロックチェーン上での結婚証明書を使用している夫婦は、そのデジタル証明書を受け取るまでに時間を必要としなくなりました。
今までの紙ベースは、受理→承認→発行までに平均7営業日待つ必要がありました。
今回の改良により、依頼した証明書が24時間以内に電子メールで届きます。

しかし、新技術を用いた結婚証明書の発行方法により、ブロックチェーン改ざん未遂やそれに付随する詐欺事件が実際に発生している報告があがっており、これらの解決・改善策が必要のようです。

ちなみに他にもワショー郡は現在、ブロックチェーン使用の災害分野への関心も示しています。
災害記録としてデジタル記録システムにブロックチェーン技術を応用することを検討しているのです。

また、ワショー郡のデジタル婚姻証明発行をしているビジネスパートナーである、「Titan Seal」は、以下のような次なるビジネスチャンスを模索しています。

「ブロックチェーン技術で認定されたデジタル運転免許証を作成するため、新たなパートナーを求めている。」

引用元:Nevada County Will Now Allow Marriage Certificates on Blockchain

「実社会への浸透」には、新たに見つかる問題を認識する必要がある

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。
まだブロックチェーン市場は部分最適化にとどまっているのが現状です。
出来ることからやっていくという姿勢は素晴らしいですが、当然それだけでは他に軋轢を生じさせることになります。
日本にいると感じない課題が世界には山積しており、結婚証明詐欺もその一つです。
結婚証明書をブロックチェーンへ正しく履歴として残すだけでは、根本的な解決には至らないという印象です。

もっと言うと、 個人の証明がブロックチェーンへのることで初めて効力が発揮できる と思います。
今の社会はFacebook認証に、ある程度の信用力があります。
Facebookアカウントがないと利用できないサービスが存在するほどです。

結婚証明がブロックチェーンで当たり前になった時、ブロックチェーンへ個人データをリンクさせていない人とは結婚ができないという未来もあると考えられます。

ここで考えられる課題は、ブロックチェーン化することによる新しい人種差別を生まないような配慮も必要ということです。
(ブロックチェーンは今、人権問題にまで踏み込み、社会に大きな力を与える可能性を持っています。こちらをご覧ください!)

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