日本市場参入取引所「Huobi」、XRP(リップル)先物契約開始の発表

通貨NEWS解説
伊藤健次
伊藤健次(@it0ken)です!

今回は「大手取引所HuobiによるXRP(リップル)先物取引」についてレポートします。

取引所の取扱サービスの充実化、ユーザーを増やすための新戦略

シンガポールを拠点とする 暗号資産取引所Huobiは、近くにXRPデリバティブ契約 を発行することを発表しました。

デリバティブ契約:株式、債券、金利、為替など原資産となる金融商品から派生した金融派生商品(デリバティブ)を対象とした取引を指します。主なものに、先物取引、オプション取引、スワップ取引があります。原資産の取引より少ない投資金額で大きな取引ができることや、投資商品の価格が値下がりした場合にも収益が得られることが主な特徴で、リスク回避や効率的な資産運用の手段として活用されています。

Huobiの顧問弁護士Joshは、他の主要な暗号資産取引所がさまざまな種類の商品や銘柄をより良いサービスとして提供するために事業戦略の一つとして考えており、Huobi Derivatives Market(DM)を通じてXRP先物契約を導入する予定です。

先物契約:現在の価格で将来価値を見据えて商品売買する取引のことです。
先物取引では、あらかじめ売買の価格を設定して契約するため、将来の価格が現在の価格より値上がりすると予想すれば将来購入する先物取引契約をすればよく、逆に将来の価格が現在の価格より値下がりすると予想すれば将来売却する先物取引契約をすることになります。

商品先物取引市場では、数多くの取引参加者が、未来において実現するであると予想する価格について売りまたは買いの注文を出し合い、その結果として価格形成が行われます。このようにして形成される価格は、価格について利害関係のある特定の主体、又は限られた数の主体によって決められる価格より公正なものとなります。

引用元:商品先物取引は必要な市場なのか?

同氏は、HuobiのプラットフォームでXRP先物が利用可能になる具体的な日程は明らかにしなかったものの、近い将来提供される予定であり、 XRP以外の先物取引も検討している ことも判明しました。

ただし、このHuobiの先物取引は米国のトレーダーは対象外にする模様です。

取引所のサービスの多様化の観点で言うと、マルタを拠点とする暗号資産取引所最大手のBinanceも、OTC取引デスクなどの新しいサービスや各銘柄をクレジットカードで購入できるようにする等、取引所各所は新規ユーザーを増やしていこうと凌ぎを削る新年を迎えています。

XRP先物の登場でビットコインより安定した価格推移を実現する可能性

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

XRP(リップル)先物の登場により、 XRPの価格がより安定する と予想しています。
本来であればXRPは基軸通貨であることや発行枚数が多いため、あまりボラティリティ(価格変動)が起きる銘柄ではありませんが、最近の動向では、ほとんどビットコインや暗号資産市場と相関しているように感じます。

しかしXRP先物が参入することで、暗号資産市場とは一線を引いた価格の動きが可能になりそうです。
今までよりもボラティリティが落ち着き、より基軸通貨としての振る舞いができるようになります。

また、ビットコイン先物はまだ大きな金額を運用するにはリスクが高い相場ですが、実経済とリンクしているXRPはビットコインよりも安定した値動きをするという評価が与えられる可能性は高いという印象です。
(リップルについての関連記事はこちらをご覧ください。日本のメガバンクもリップルにお墨付きです。)