ZOZOTOWN 前澤社長ツイッターでのお年玉を1億円分エアドロップするが、株価もドロップ。

レポート
伊藤健次
伊藤健次(@it0ken)です!

今回は「ZOZOTOWN前澤社長からみるエアドロップの落とし穴」についてレポートします。

1億円を動かすことによって、一時的に180億円の利益を出したが。

ことの発端は2019年、年初にZOZO社長の前澤友作氏がツイッターで合計1億円、100万円を100人に配るというお年玉企画でした。今回はこの話題を包括的に解説するとともに、ZOZOの株主からみた今回の「騒動」であり「話題」について解説していきます。

ZOZO社長の前澤友作氏は、これ以前に公私共に多くの話題を作ってきました。具体的には、一代で企業を1兆円規模にしたり、某有名女優と交際を公にするなど公私ともにメディアの注目を集めています。中でも お金の使い方に関しては、常に話題 になっています。

1,000億円で月への旅行計画を発表やプライベートジェットの保持などは有名な話です。さらには、最近ではバスキアの作品を123億円で落札しました。この購入により、バスキア好きで知られるレオナルドディカプリオと交友関係を持つことができたとも言います。

前澤友作氏は、資本主義経済の雄の一方で、企業内では同一賃金や一日6時間労働など、人々の夢の応援など非資本主義的な考えも持たれております。

そんな、前澤友作氏はこの暗号資産で言うところのエアドロップ的なお年玉企画によって、実際に100名が100万円を手に入れました。また、当選者は前澤氏基準で選ばれており、社会貢献を目指している方、ある程度拡散力がある方のみが当選されているようです。

さらに、このキャンペーンにより、前澤氏のツイートは世界1のリツート数を達成しました。

結果的に、この1億円キャンペーンによって、 100人の夢実現に協力したと同時に会社の株は一時期的に180億円も上昇 しました。しかし、このあと、ZOZOは下方修正の発表が行われ、株式価格の上昇は長続きはしませんでした。

具体的には連結売上が1470億円から1180億円に下方修整され、1月18日までに2322円まで上がった株価は2019年2月11日現在、1,782円と大きく下落しております。

そして、挙げ句の果て、株式の価格下落から株主から非難が殺到しました。

人々に夢を与える一方で、株主には不安を残す

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

今日、会社代表がTwitter等のSNSで活動することもあまり珍しくなくなってきたが、Twitterを始めとしてSNSを使った発言はプライベートではなく会社と一蓮托生であるととらえられます。

ZOZOTOWNの前澤社長が2019年のお年玉キャンペーンと称し、1億円もの大金をフォロワーへプレゼントしたことはとても話題になりご存知の通りだと思いますが、経営する会社の方は下方修正と減配を発表しました。

実はこの様に「バラマキをもらった人々は喜ぶが、一方で企業を投資で支える人々へ生じる損」という構図は暗号資産の市場でもよく見られます。 エアドロップのやりすぎ、配当の出しすぎにより元のプロジェクトのトークンが売り圧力が高まりすぎて結果、トークン価格が下落 します。

これは、誰を対象にばらまき・配当を出したかでだいぶ異なります。日本の法律では特定株主への利益供与は禁じられており刑事罰の対象になります。今回のケースの場合はTwitterのフォロワーはステークホルダーなのかはまだ議論の余地があり、現状はフォロワーへ金銭をばらまく行為は禁じられておりません。

フォロワーが株主になるのであれば前澤氏のマーケティングも理解できるが、フォロワーと株主がつながらない限りは今回のように、本当の株式から反感を招くなど、あまり得策とは言えない結果を招きます。

暗号資産プロジェクトで見ると、エアドロップの施策は減ってきているものの、トークンホルダーを一律で同じステークホルダーと認識すると破たんを招きかねません。また、過剰に大盤振る舞いをするプロジェクトも未だに存在します。

したがって、正しいコミュニティ形成は金銭以外のつながりが必ず存在すると考えます。

Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作

夢とか幸せとか愛とかで繋がる会社は、時間やお金や条件で繋がる会社より強い。20年やってきた心得です。
https://twitter.com/yousuck2020/status/1062509967960244225

このように、前澤氏もとても良い発言をしています。

今回の一件で 株主により配慮した行動を取るのか、前澤氏の「夢応援企画」が続けられるのか 注目です。

また、エアドロップを実施する企画はまだまだ存在します。エアドロップの参加方法などはこちらでご覧ください。