【3分で読める】新生活から手堅く資産を増やすには


新年度が始まり一ヶ月も満たないですが、何か、 新しいことにチャレンジしてみたい! と思う方は多いのではないでしょうか?
その中で"自己投資"があれば私個人としてうれしいですが、どんどんと皆さんのリテラシーが下記ニュースのように高まっていると感じています。
株式や商品の指数と連動するインデックス型の投資信託が広がっている。手数料の低さや手軽さが個人投資家の人気を集める。
出典:2018/6/3 日本経済新聞電子版より
過去のニュースですが、年々「分かっているな」というデータが増えてきているので、この良い流れが令和の時代でも続いて欲しいものです。
やることは仕分けだけでOK

では一体、何をすればいいの?という声が聞こえてきますので簡単にご紹介したいと思います。変に知識を付ける前にきっちり土台を固めましょう。
何事もそうですが、これをやれば「絶対」というものは存在しません。
その上で、下記を参考にしてもらえれば幸いです。
①平均年収以上は稼げるようなところで働く
②不慮の事態に備え半年分の生活費をキャッシュで保有することを心がける
③生活での支出も極力、クレジットカードや決済アプリを使い、ポイント還元とデータを収集する
④元本割れが起きにくい債券や定期預金に余裕資金の30%を投入する
⑤株やインデックス型のETF、投資信託といったリスク性資産に余裕資金の70%を投入する

案外、子育て世代もキャッシュを持っていない場合が多く、厚生労働省の国民生活基礎調査では驚きの結果となっています。
全世帯の平均貯蓄額は1,033万円、子育て世代は690万円、母子世帯は324万円!
新社会人になる方は早くやればやるほど効果が出ますし、キャッシュがない!と焦る方は家計の支出を徹底的に見直しましょう。
②半年分の生活費をプールし、月の余裕資金を④、⑤のように回していく。
これを仕組みとして、 機械的に仕分けていくだけでも、数年後に大きな差 となってきます。
暗号資産に興味がある!という人もまずはタネ銭を増やしましょう。
タネ銭があれば、仮に損害を被っても再びマーケットに戻ることができますから。
収入を増やすのが手っ取り早い

よくありがちなのが金融知識は豊富だがお金を持っていない意識高い系。知識を貯めることが趣味となり、目的と手段がアベコベになっている人もいます。他山の石として私も注意しないといけないですね。
私はウォール街のランダムウォーカーや、金持ち父さん貧乏父さんといった"原書"的な本を繰り返し読むだけでも"基礎工事は完了"すると思っています。
なので、あれもこれもと、乱読しないようにすべきかと考えています。

一通りの本を読むと誰もが感じることですが、一番手っ取り早いのは間違いなく「収入を増やす」ことです。
拍子抜けするかと思いますが、いくら節約や資産を増やすノウハウを知っていても、収入増には勝てません。
節約をチマチマとしてストレスを溜めるのは本末転倒。
資産を増やすノウハウを持っていたとして、100万円を105万円(+5%)にしたとしても、1,000万円を1,010万円(+1%)にするのには金額的には敵いません。
資本主義の本質はお金はお金が集まるとこに集まっていく、です。
新入社員がコツコツと節約して、生活の行動範囲を狭め、その結果、頭でっかちになってしまった人をたくさん見てきました。
金欠にならない程度に旅をし、社交関係を広げ、見識を深める人のほうが、結果、収入が順調に増えていっています。
前者は自己投資の定義が狭すぎ、後者は 遊びも「自己投資」 として判断している。
考え方の違いですが、20代頃までは、よく学びよく遊びよく殖やす、と存分にやりたいことをやるほうが人間的にも「大きく」なり、結果が後から付いてくると思います。
収入と自分の時間のバランスが大事ですが、やはり収入が多いことに越したことはありません。
本質はマネタイズできるかというところ

収入増やせなんて、俺は学歴もないし、親も普通だし、、、と思うあなた。この世の中はチャンスに満ち溢れています。チャレンジしたくなければそのままでいいのでは?日本は選択の自由がありますから。
大前提として、 人類が成長を続ける限り、世界経済は発展 します。
日本単体はわかりませんが、世界全体に投資するようなETFや投資信託もあるので、時間とともに確実に資産を増やすことができるでしょう。
リーマン・ショッククラスの出来事はまた起きるとは思いますが、長期保有で見ると、必ず戻します。
マクロ的なことを言うと、投資は王道を継続してやっていけば、大やけどをしません。
興味ない人にとっては機械的に積み立てる退屈な作業となるでしょう。(バフェットがよく言及します)

興味ある人は更に知識と行動を増やし、個別株や暗号資産といったもので攻めるのも一興かもしれません。
そうでない方はNISAやイデコでインデックス型ファンドを積立投資すれば手堅く資産は増やせるでしょう。
ただ、収入があればあるほど、散財しない限り資産が増えるスピードは高まります。
結局は 自分がどれだけマネタイズ(お金を生み出せる)できる存在 になれるかです。
なれる人は起業したり、会社で重要なポジションに就いたり、副業や投資で収入を得られます。
なれないと思う、または自信のない方はコツコツ王道を継続して手堅く資産を増やしていきましょう。
どちらが正解なんてものはなく、個人個人の人生観に拠るものですから。
コツコツチャリンとお金が勝手に増えればいいのにと思う欲張りなあなたに、こちらの記事。
固定費を削りたいけどどうすればいいの?簡単に教えてという、そんなあなたにはこちらの記事。
それでは。
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東証一部上場企業で会社員として働くも、趣味の業界であるため、ストレスフリーで過ごす。 ファンダメンタル分析をベースに長年相場で戦い、経済的なストレスからも解放され、ストレスフリー。市場平均は常に超えてます。 社畜を軽蔑していることからか、辛口コメントなのがタマにキズ。
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