ハイパーインフレの恐れでアルゼンチンでビットコイン記録は史上最高

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アルゼンチンもビットコイン取引高は急増し、最高値を更新

アルゼンチンでは、法定通貨のアルゼンチン・ペソ安が止まらず、インフレ率が高まっています。
そのため アルゼンチンのビットコイン取引高は急増しており、今年の1月から比べるとBitcoinの価格は2.5倍以上増え、史上最高値を突破しました。 

アルゼンチンのBitcoinの価格は、過去最高だった1BTC/35万アルゼンチン・ペソを上回り、最高記録の1BTC/3,92,587.73アルゼンチン・ペソに達しました。

アルゼンチンの経済危機

現大統領のマウリシオ・マクリ政権が国の借金を増やし、通貨ペソの下落により経済が低迷しており、国民を貧困に導いていることで人気が低迷しています。また元大統領のクリスティーナ・フェルナンデス氏が10月の大統領選挙に副大統領候補として出る意向を明らかにしましたが、彼女は大統領としての任期中、ばらまき政策で経済を混乱に陥れたこともあるので、国民の経済に対する信頼は揺らいでいます。

また、ドルと円に対するアルゼンチン・ペソの価値も下がり続けています。

アルゼンチンはビットコインの需要が高まる

アルゼンチン・ペソの価値が下がる一方で ビットコインに対する需要が高まっています。 

世界最大の暗号資産取引所バイナンスは、アルゼンチンに法定通貨と暗号資産の交換が可能な取引所を開設する予定です。
アルゼンチン政府も協力的で、バイナンス傘下の投資ファンド、バイナンス・ラボとラテンアメリカの暗号資産取引所LatamExが支援するプロジェクトに共同出資することが明らかになっています。

Binance Labs:アルゼンチンの暗号の未来を構築する

アルゼンチンのコンビニでビットコインが購入出来たり、ビットコインを売買できる現金自動預払機(ATM)が年内、順次導入される見通しです。
公共交通機関のICカードであるSUBEカードが、ビットコイン(BTC)でチャージできるようになり、電車、バス、地下鉄に乗る際に使用でき、アルゼンチンの37地域で700万人以上の利用者が見込まれます。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

自国通貨が不安定な国は世界基軸通貨である米国ドルが使われる。今まではそれが世界の常識でした。

しかし、米国ドルも盤石ではなくなった今、市場は混乱しつつも一つの選択肢としてビットコインが採用されつつあります。

十分な流通量ではないため、需要に対して供給が追い付かず、今回のようにビットコイン価格が高騰してしまうこともこれから他の国でも起きそうです。

価格が上昇すると通貨として機能しないという意見もありますが、それらは、通貨安定国からビットコインの価格だけを見て判断した場合の意見です。

実際にはいくつかの国では、
 供給が追い付かず価格が高騰したとしても「必要なもの」としてビットコインが評価されております。 

そして、そのような国はこれからどんどん誕生してきます。

それこそ価格が安定すれば、米国ドルのようにビットコインが世界基軸通貨として使えるようになる日も近いでしょう。

 

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