ウォルマートは医薬品追跡ブロックチェーンコンソーシアム「Medi Ledger」に参加

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アメリカの業界大手小売会社のWalmartは、ブロックチェーンを利用した医薬品コンソーシアムMedi Ledgerに参加して、ブロックチェーンの専門知識を拡大しています。

Walmartは、6月上旬にMediLedgerテクノロジーを使用して米国食品医薬品局(FDA)と共同で医薬品を追跡するための試験的プロジェクトを開始することを計画していると伝えられています。

コンソーシアムに参加することで、Walmartは MediLedgerに加わったファイザー社を含むアメリカの4大製薬会社 をフォローして、健康と製薬業界のためのブロックチェーンネットワークの開発に協力しました。

ファイザー社も同業のマクケッソン・コーポレーション、アメリソースベルゲン・コーポレーション、カーディナル・ヘルスとともに、MediLedger Project Contract and Chargebacksワーキンググループに参加することを正式に発表しています。

Medi Ledgerプロジェクトは、サンフランシスコを拠点とするブロックチェーン技術企業のChronicledによって開始され、医薬品サプライチェーン内で信頼できるデータ共有のためのシステムを開発しました。ブロックチェーンベースのプロジェクトは、契約の調整などのプロセスを自動化し、関連するコストを削減することを目的としています。

Walmartは2,200億ドル規模の最大手の小売企業で、もともとブロックチェーン技術に対して関心を示しており、業界でブロックチェーン技術を早期に採用した企業の1つでもあります。
IBMと共同でIBM Food Trustネットワークを使用し、このプラットフォームにより、Walmartはあらゆる食品を素早く調達することがより簡単になります。野菜などの生鮮食品を生産者から消費者へ安全に届けることも可能になりました。

それ以来、Walmartはブロックチェーンに力を入れており、ブロックチェーンアプリケーションの特許取得など、ブロックチェーン関連のさまざまな取り組みを行っており、 2018年には米国特許商標庁に申請して、ドローンや自律型ロボットなどの自律型電子機器を実装したブロックチェーン製品配信システムの特許を取得しています。 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

医薬品とトレーサビリティの関係は非常に重要で、すでに多くの法律でガチガチに固められております。

そのため、食品業界以上にトレーサビリティの導入率が高い市場です。当然の方にブロックチェーンの採用が始まりました。

一部では国がブロックチェーンを使って追跡情報を保有することを推奨しているところも存在します。

投資家からすると気になるのは、過去の医療系のICOプロジェクトです。

今まさにブロックチェーンの競争が始まったと思わせるニュースが多い中、数年前からこの市場を見越して投資をしていた方もいるでしょう。

そのような投資をしたプロジェクトはどうなったのか。

大手と業務提携をして技術提供をしているプロジェクトもあれば、全く孤立してしまったプロジェクトもあります。

 大手は自社で開発することに意識が向きます。中央集権的ですが、実はこの仕組みの方が採用が決まりやすく結果早いという事になります。 

2019年の市場を見ても、ICOプロジェクトは構想が早すぎるため上手くいかないことが多いでしょう。

 ブロックチェーンが浸透する社会になっても、分散型(非中央集権)サービスを活用するかどうかという課題は残っています。 
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