【話題騒然】大企業は安心安全?~7pay騒動で分かったこと~

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サラリーマンベア
こんにちは、サラリーマンベア((@bear_salaryman)です。

満を持して登場した大企業の新サービスが「やらかし」てしまい、大炎上しちゃいましたね。

事件の詳細解説は各メディアにお譲りするとして、私たちに 大企業は安心安全という幻想を捨てよ! という教訓を残してくれました。

スマホ決済「7pay(セブンペイ)」の不正使用問題で、携帯電話を使った2段階認証を行っていなかったことなどに対し、ネット上で疑問や批判が噴出している。これは、業界団体のガイドラインにも反しており、経産省は、その遵守を業界に求める異例の要請を行った。

出典:2019/7/5 J-CASTニュース 7pay、「基礎の基礎をやっていなかった」経産省も厳しい目 それでもセブン&アイは…より

7payはマーケティングからお粗末そのもの?

7payは、セブンイレブンジャパンが提供した所謂「Pay」系キャッシュレスサービスでしたね。

FeliCa(フェリカ)等の非接触型技術を使用したサービスは、SuicaやICOCAといった交通系や、WAON、楽天Edy、QUICPay、iD等、様々な企業が独自のサービスを展開していました。

非接触型の決済サービスはユーザーにとっては便利ではありますが、各店舗では専用のリーダーを用意しないといけないことから、導入費用が高く、普及の課題となっていました。

【いつまでキャッシュ派?】キャッシュレスのメリットを活用しよう (COIN OTAKU)

2019.07.07

一方で、PayPay、LINEPay、楽天Pay、d払いに代表されるバーコード型のキャッシュレスサービスは店舗側も初期費用が掛からず、政府のキャッシュレス化推進もあり、普及の勢いが増していました。

BARCODE

そんな中での7Pay事件。

セブンイレブンジャパンとしてはnanacoという強力な非接触型ツールが既にあったため、それをベースとして7Payも揃え、自社のOmni7とのサービス連携も強め、囲い込みを進めたかったのでしょう。

競合他社がローソンスマホペイやファミペイを導入したからこその焦りもあったと思われます。

普通、後発サービスは「技術的」、あるいは「マーケティング的」に先行サービスと差別化するはずですが、セブンイレブンジャパン社が提供したサービスは囲い込みを狙っていたものの還元率でもパッとせず、かといって大規模なキャンペーンをするでなく、CMで大量広告を打ったくらいでした。

そこにサービス自身の脆弱性が露呈したため、これは「やらかし」以外の何物でもありません。

キャッシュレス化の流れを止めかねない事件

サラリーマンベア
各社、しのぎを削ってPay競争が繰り広げられ、サービス拡大の機運が高まった中でのこの事件。同業他社は怒り心頭でしょう。

経産省もこの事件を注視していることから、 キャッシュレスの流れを止めかねない 重要インシデントとして省内でも話題になっていることは確実かと思います。

日本の資産の6~7割は高齢者が握っているので、蓄財したお金を少しでも日本国内で循環させたい。

コンビニ各社でキャッシュレス決済が広まると、地方の高齢者もキャッシュレス決済の利便性を知るだろう。

そうすると、どんどんと使いやすくなり財布のひもが緩む?と企図していました。

GENKIN

国策としてキャッシュレス決済推進を掲げていた政府にとっても今回の「やらかし」によるイメージダウンには頭を抱えているのは間違いありませんね。

大企業故の病?

サラリーマンベア
東芝、日産、スバルといった日本を代表する企業の不正行為が明るみに出ましたが、信頼感は揺るぎません。知名度と規模からして仕方ない面はあるのですけどね。

今回の7Pay騒動で、社長の記者会見が話題を呼びました。

一部、ネット上のフェイクニュースもありましたが、記者会見を見るに「技術に対して理解はないのだろうな」と大半の人は感じたのではないでしょうか?

社長は銀行出身で長年、企画畑を歩み、グループ会社である株式会社セブンペイの代表となりました。

日本企業あるあるですが、上場企業の社長の大半は内部からの出世組、銀行出身の企業戦士ばかりです。

それが良いか悪いかは別として、日本企業の経営陣は世界的には高い評価を得ていません。

高い評価を得ているのは孫社長や三木谷社長、永守社長、柳井社長といった個性派創業社長が多いですね。

今回の7Pay騒動もおそらく社内でシステムの脆弱性に気づいた社員がいるはずです。

それでもあのお粗末な仕様のまま、世の中にリリースしてしまったのは大企業故の過ちかもしれません。

セブン銀行が成功したにも関わらず、グループ会社とのノウハウが共有されていないことが露呈したため、株主からの目線も当分は厳しいものになるのは間違いありません。

大企業=安心安全って本当?

サラリーマンベア
今回の7pay事件で内部関係者の人と思われるツイートを見ても、「あーあり得るな、、、」という雰囲気が非常に感じられました。

経営陣 ⇒他社に先を越されたくない、とにかく中身は分からないがまずスピード!

コンサル ⇒キャッシュレス決済は時代の流れ!放置しておくとプラットフォームを握られてしまいますよ!

中間管理職 ⇒上位方針は必達!しかし部下のリソースも限られているので、外注に丸投げするか?

担当レベル(技術系) ⇒あれもこれも要求があり厳しいな、上から言われている仕様だけクリアするか。

外注先/派遣 ⇒こんな仕様でいいの?でも指摘したら単価上げずに予算内工数でバグを直せとか言われるし。

担当レベル(管理系) ⇒ 外注管理で予算UPは厳禁。仕様通りにいけば問題ないし、検証もほどほどに。

 

私自身、東証一部上場企業の製造業で勤務しているため、上記のようなことは日常茶飯事です。

皆さんが信頼している、 大半の大企業のサービスは「丸投げ」や「下請け任せ」が大半 です。

きちんと経営陣が、末端の社員まで企業戦略を浸透させ、コントロールできていれば、本業でない部分は丸投げでも構わないと私は思います。

ただ、本業の大事な部分でも外注や派遣、請負に頼っている企業が大半です。

お察しの通り、給料の高い本社の人間と違い、彼らは給料が安い=コストがかからないから。

皆さんが抱く「大企業への安心安全」イメージは、規模を拡大してきた実績と、大量に投入される広告宣伝費があるからこそ。

大企業に勤めたことがある人は「なんでこのレベルの社員がうちにいるの?」と思ったことがあるでしょう。

大企業だからこそ、各担当が「人任せ」になり、コストの割に提供されるサービスの質が低いというのも往々にしてあります。

だからと言って、全てのベンチャー企業を礼賛しているわけではありませんが、「大企業の看板だけの場合もある」という本質も考えて欲しいと思っています。

就職活動中の学生は、大企業経験を経て一般的な「箔をつける」のも良し、新卒からベンチャー企業でばりばり実務経験を積むのも良し。

全ては皆さんの戦略次第ですから。

それでは!

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