【そもそも論】香港デモから学ぶマネー情勢

サラリーマンベア
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こんにちは、サラリーマンベア((@bear_salaryman)です。

真夏のピークも過ぎ、秋に向かおうとしている日本。一方の香港はまだまだ落ち着きを取り戻せるような情勢ではありませんね。

2014年に起きた香港民主化デモ・雨傘運動で活躍した元リーダー達が先日、即日釈放されたものの、治安当局に逮捕されたというのは大きなニュースでした。

自由は尊重されるべきではありますが、 国家権力には抗えない というプレッシャーを香港人(あえて香港人と表記します)に与えた形になりました。

メディアでは様々な側面で報道されていますが、今回は政治経済にフォーカスして解説したいと思います。

世界の金融センター 香港で起きた動乱

2014年の香港民主化運動「雨傘運動」の元リーダー、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(22)と、学生団体の元幹部、周庭(アグネス・チョウ)氏(22)が逮捕された。2人は警察当局の許可を得ていない集会への参加を扇動した罪などで起訴され、同日夕保釈された。

出典:産経新聞 2019/08/30 香港民主化元リーダーら逮捕 即時保釈、デモ強行へ

今までは私含め、中国本土と香港は一国二制度を条約通り2047年まで続け、それまではアジアにおける資本主義のハブ として輝き続けると思っていました。

サラリーマンベアの専門分野でありますが、香港はアジアにおけるオフショア地域(租税回避地)の代表例であり、かつシンガポールほど敷居が高くないため、日本人投資家にも人気の地域でした。

まさに 世界の金融センター として世界経済の中枢を担っており、共産党一党独裁の中国と資本主義世界とを金融的に結ぶ役割を「今までは」果たしてきました。

そんな香港以上に、中国本土の上海、深圳といった金融都市が目まぐるしく発展してきたため、現在の中国政府は今までのように香港を治外法権として【特別扱い】することをやめ、反政府的な動きがあれば容赦なく潰す、というメッセージを送り続けています。

【自由と投資とは】中国の覇権主義から考える暗号資産の未来とは (COIN OTAKU)

2018.11.05

中華帝国復活を目指す習近平政権の間は、「西側」の論理では通用しないことが今後も増えるでしょう。

経済格差がデモを拡大させた?

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個人的に参考になったファクトフルネスの視点を活用し、データを見てみたところ、香港の別の現状が浮き彫りになりました。

世界の金融センター、経済自由都市、西洋と東洋が混ざる土地、と華やかなイメージがある香港。

そんな香港で近年、経済格差が大問題となっているのはご存知でしたか?

 所得分配の不平等さ(収入がどれくらい均等に分配されているか)を示すジニ係数 の2017年の調査では、警戒ラインと言われる0.4を軽く超え、過去最高の0.53に達してしまったようです。

この数値はトルコやメキシコだけでなく、アメリカやイギリスをも凌駕する数値です。

・物価、特に不動産価格の高騰

・本土や海外からの急激な人口増加

・相続税/消費税等の税金の極端な低さ

これらの要因で、香港全体では経済成長を続けているものの、その恩恵が中間所得世帯や低所得世帯に行き通っていないと言われています。

 ここまで読んだあなたは、何か気付くことはありませんか? 

 

税金が極端に安いので富裕層は更に富を増やし続ける。

常に外からやってくる高度人材と競争しなければならないプレッシャー。

教育費や不動産価格が上昇するも、賃金はそれに連動はしていない。

格差拡大が続き、「努力しても報われない」と感じる国民が増える時。

 

何かのきっかけで「一発逆転」を狙う気持ちが本能を掻き立てませんか?

 

野性的な本能が理性を凌駕した時、一部、暴徒化するのも、あなたは頷けるでしょう。

自由は国家によって保障されている

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自由で資本主義/民主主義が保障された香港。香港は間違いなく変わっていきます。

第二次世界大戦以降、平和ボケと言われるまでに平和だった日本。

サラリーマンベアは「世界最強の用心棒、アメリカ」の傘下にいたからこそ、と考えていますが、経済活動もそもそも「安全」がないと成り立ちません。

 安全があるからこそ、人々は「信頼」し、生活でき、経済活動を行っていきます。 

 

 

これは暗号資産においても全く同じです。

暗号資産はP2Pでお互いの信用によって成り立つ崇高なシステムです。

常にハッキングばかり発生している取引所でトレードしますか?

信用できない相手に送金できますか?

答えは「否」でしょう。

ビットコイン(Bitcoin)に代表される暗号資産自体が仕組みや設計的に安全なものとしても、使う人や場所の信頼が無ければ、世界中の人々が使う道具にはなれません。

だからこそ、現在においては管理するもの=政府が監視/管理し、活発な経済活動を支えています。

政府の過度な介入は非効率を生みますが、法整備や環境整備は政府の力を借りないとできないことが多々あります。

あまりに平和過ぎたからこそ、私たちはピンと来ませんが、ソマリアのような無政府状態の国を見てみると答えは火を見るよりも明らかです。

自由は国家の安全保障がある上で成り立っているのです。また、経済活動も同様です。

分散投資は卑怯者の投資ではない

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また分散投資のススメかよ?と思う皆さん、ごめんなさい。けど、長期で見ると分散投資をしないという選択肢は外せないのです。

自由と資本主義の象徴でもあった香港。

香港の今を見て何十回も香港を訪れたサラリーマンベアは心を痛めるばかりです。

これ以上犠牲者が出ないことを祈るばかりですが、同時に確実な未来は予測不可能です。

だからこそ、 様々なリスクを想定し、Plan Bを持つ ようにしましょう。

 

中国が勝つ未来を予想すれば中国に投資すればいいですし、アメリカだと思う人はアメリカに。

それぞれの比率は、それぞれのシナリオに依拠しますが「一本足打法」は投資においてはハイリスクハイリターンで、個人的には推奨できません。

だからこそ、思考のトライ&エラーを繰り返し、時代の流れにうまくアジャストしていきたいものです。

一本に賭けるのは豪快でロマンありますが、私はもう少しスマートに生きたい。

分散投資は決して臆病者や卑怯者がするものではありません。

それでは!

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