独大手証券取引所の子会社:機関投資家に暗号資産保管・管理サービス展開

デジタル資産関連の事業を手掛け、ドイツ第2位の証券取引所Boerse Stuttgartの子会社であるBlocknox(ブロックノックス)が機関投資家向けに暗号資産の保管・管理サービスとしてカストディサービスを提供を計画しています。
Blocknoxは暗号資産の保管サービスを「エスクロベース」で行っており、「その他のデジタル資産」の保護を提供することにより、事業拡大を図ります。
Blocknoxのマネジングディレクターのラルフ・ポランスキー氏とドクター・ウリ―・スタンコフスキー氏は以下のように述べています。
「ドイツで新たに発行された暗号資産に法規制を考慮し、監視当局に必要なライセンスを申請する意図をすでに伝えている。同ライセンスが付与された場合、Blocknoxは最終的な申請書を当局に提出し、正式に法的規制に準した金融サービスプロバイダーとして登録される。」
また、Boerse StuttgartはSBIからの投資を昨年12月から受けており、今後暗号資産業界においてさらなる拡大が見込まれます。

このニュース、
伊藤が解説します。
現在、暗号資産に関するサービスは取引所、ウォレット、決済がありますが、保管に特化したサービスはまだこれからです。
既に存在するサービスでも暗号資産の保管をすることができますが、あくまで先行した一部のユーザー向けとなっております。
今はまだないニーズとして、暗号資産をリスクヘッジ商品として保有しずっと維持をしたいという層が存在します。
資産家と呼ばれる属性に多く、それらの層はアルトコインを応援しているわけでも、暗号資産で決済をしたいわけでもありません。
ただ金融商品としてポートフォリオに組み込みたいと考えております。
日本の金融機関が一斉に興味を持ち始めたのはそのためです。すでにそれらの層をメインの顧客として保有している為、顧客が望むサービスを提供するために暗号資産の保管事業を始めます。
暗号資産投資家にとってもこの流れは大きなプラスとなります。
市場を拡大し、買い圧力を高めてくれる金融機関の参入を大いに歓迎しましょう。
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