ヨーロッパのコーヒーショップが店舗での暗号資産の決済&販売開始!


目次
暗号資産決済を行うCyclebit社と大手コーヒーチェーン店が提携!
レストランやカフェなど、店舗での暗号資産販売&決済ツールを提供するCyclebit社CEO、Daniel Bessmert氏の記事によれば、スペインに130店舗を持つ コーヒーチェーンNostrumと提携し、Nostrum店内での暗号資産受け入れをスタート することを発表しました。
このアプリは、IOSとアンドロイドの両方に対応しており、店舗側が自由にUI(外観などユーザーの視覚に触れる全ての情報)をカスタマイズすることも可能です。
また、近いうちにローンチされるオンラインストアやモバイルストアの統合を可能にするツールを使えば、暗号資産での取引も含めて、あらゆる取引を店舗側が分析しやすくなります。
今回、Nostrumに導入されるアプリでは、暗号資産で支払いができることに加えて、暗号資産の販売も可能とのことです。
ほとんどの買い物客にとって暗号資産での支払いは、「暗号資産を最初に取得するのは不可能なほど複雑」というイメージがあるCyclebit社は考えており、この先入観が変わらなければならないと強く主張しています。
Cyclebit社は、あらゆるPOSデバイスでの暗号資産決済を可能にすることを目指しており、暗号資産での支払い方法を増やすことで、価格のボラティリティ(変動)を減らすことに貢献できると述べています。
また、シンプルにユーザーが使用できるようにすることで、 既存のクレジットカードやタッチ型決済並みの使いやすさを実現し、暗号資産決済の間口を広げたいとも述べています。 匿名で取引ができる暗号資産の利点を活かし、アダルト業界での暗号資産決済はすでに始まっていました!

さまざまな課題を乗り越え普及の実現を果たしていく暗号資産決済!
暗号資産支払いの浸透が実現してきています。
決済は向かないというのがビットコインホルダーの多数派の意見ですが、実際は決済システムを工夫することで決済が浸透しています。
決済スピードの問題はほとんど解決に向かっていると言えます。理由はこの市場に保険会社や金融デリバティブ(証券の売買契約、売買の権利や義務を商品化したものに対する取引)の会社が参入しているからです。
特にブロックチェーンの技術力をアップデートしなくても、速度は関連ビジネスの参入でクリアされつつあるのです。
暗号資産とも表現されるボラティリティの高さ(価格変動の大きさ)からユーザーが使用しない問題も、時間が解決するでしょう。
特にボラティリティが高いと表現される場合、大きな暴落や暴騰を起こす場面において言われるますが、市場規模が大きくなるほどレンジ相場(価格の安定)する場面が多くなります。
2018年はまだ価格変動は大きい年でしたが、今後はどんどんボラティリティは低くなるでしょう。
低くなってから参入するか今のうちに準備するかの違いになります。
唯一の課題はトランザクションの詰まりでしょう。
常にビットコインもアップデートがされていますが、未だクレジット決済並みのトランザクションを捌けるわけではありません。
決済市場が一気に膨れ上がると、トランザクションの渋滞が起きてしまうことは想定される事象であり、課題と言えます。
そういった課題はまだありますが、着実に決済としてのビットコインは社会に浸透しています。
実際に電子型のお金しか存在しない国もあるのです。
日本も2020年の東京オリンピックを迎える際には、ビットコイン決済が今よりも普及しているかもしれません。
ビットコインの次に決済の使用に普及するのはステーブルコイン⁈
ビットコイン以外の決済専用の暗号資産はどのように市場に採用されるのでしょうか。
それぞれが独自のブロックチェーン上で機能することが多く、決済企業はブリッジ通貨(基軸通貨)を敢えて持つ必要が出てきます。
その決済基軸通貨に採用されるべく、決済専用の暗号資産の競争が起きているのです。
まだどの銘柄が優位かは決まっていないし、そもそも、その手前のビットコイン決済の市場で今、実験中なのです。
しかし直近の動きで、国が発行を認めたステーブルコインの存在が一気に頭角を現してきています。
市場は、暗号資産決済という言葉の浸透よりも先に、ステーブルコインによる決済が一般化する可能性があるでしょう。
ステーブルコインといっても様々な種類が存在しています。
・法定通貨と連動しているもの
・他の暗号通貨に連動しているもの
・ スマートコントラクトで発行したもの

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「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
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今回はスペインのコーヒーショップで暗号資産決済が大々的に導入された件についてレポートしていきます!