【2017年版】ICOまとめ/ ICOの資金調達は3220億円!前年の1200%以上に達する

目次
2017年版ICOまとめ
hackedに掲載されている情報によると、ICOの資金調達は3220億円にまで登っている様子。
今回はその内容と、今後の未来予測について見て行きましょう。
2017年ICOの資金調達は3220億円にまで昇っています。 前年は262億円程度の調達金額でしたので、実に1200%以上の資金調達金額を達成していることになります。
ICOの市場規模は今年の6月に、327億円調達を記録し、ベンチャーキャピタルの出資金額を抜き、更に資金調達を加速させています。
ICOとは「Initial Coin Offering」の略で、取引所で取引される前のトークンセール(暗号資産)のことで、新規通貨が取引所に上場して、他の通貨と取引が出来るようになることです。スタートアップ企業はICOで資金調達を行い、プロジェクト開発や運営のために使用します。
ICOの数は、2016年の36件に比べて、2017年は149件にも昇っています。しかしこれは世界の資金調達の数の4782件に比べれば微々たる数字です。そして、ICOは現在3220億円を調達していますが、世界中のスタートアップ企業への出資金額は、4兆円に昇っています。
ICO市場規模、ICO件数
出典:https://hacked.com/ico-funding-spikes-to-2-8-billion-2017-funderbeam/
エリア別では、 1位は北アメリカからの出資金額が約1380億円と40%以上を占めており、2位がヨーロッパで約732億円、3位はアジアで約389億円の資金調達 となっている状況です。
エリア別ICO市場規模
出典:https://hacked.com/ico-funding-spikes-to-2-8-billion-2017-funderbeam/
これは、株式市場の構図と似たところがあり、1位アメリカで、時価総額は約2450兆円(19.73兆ドル)で52%を占めています。ドル高が影響しながらも2位が日本で、372兆円(3兆ドル)とは立派です、3位はイギリスで334兆円(2.69兆ドル)となっています。
株式市場規模(2015年)
ICO市場の規模と成長率は、2017年は非常に注目されたトピックでした。しかし、その反面取引所に上場できていないトークンまたは限定的な取引しかできないトークンが続出しているのも確かです。
今後のICO規制によって、より透明性の高く、健全なICOプラットフォームの確立も必要なことは今後の課題であり、各国が早急に対応している課題でもあります。
米国では、証券取引委員会(SEC)が、危険度の高いトークンとみなされるICOを規制することを明言しました。 大多数のICOは実用性を重視して設計されていますが、SECは単に会社のビジョンを見ているだけでなく、しっかりとした調査も行っていくと述べていますセキュリティトークンは、株式や他の種類の投資収益を含むと言われています。
後に、DAOは、SEC規則に違反していることが判明したICOの顕著な例の1つで、SECがそ規制をかける前に、2016年に約173億し終わっていました。
また、 中国や韓国では、投資家の安全確保のため、ICOの禁止措置が発動されており、暗号資産投資が非常に加熱していた国でもあったため、今後の動きに注目が集まっています。
出典:https://hacked.com/ico-funding-spikes-to-2-8-billion-2017-funderbeam/
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Written by 酒井 和
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