テクニカルスナイパーコラム「好きかどうか/資産形成でやるべきこと/トレードの基本スタンス」

こんにちは、テクニカルスナイパー( @forgoodtrade )です。私はコインオタク編集長の伊藤健次さんに次ぐ立場としてオンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めています。
そのご縁からコインオタク公式ホームページにて私の記事を寄稿させていただいています。ぜひ最後までお読みください。
好きこそものの上手なれ
東京都内であれば空室が出ても募集をかけると1か月程度で住人が決まり、不調でも多少価格を下げれば2〜3か月以内には決まります。
しっかり仕事をしてくれる不動産会社であればある程度お任せにしてほうがスムーズに回るので、むしろそうした 不動産会社をしっかり見つけることのほうが重要 です。
そして物件探しとそれに付随した不動産市況の分析が大切になり、そのためにはそもそも 不動産が好きかどうか もポイントになります。
不動産が好きならば大量の物件チラシを一日中見ていても全く飽きることがなく、私も不動産投資ではないものの、数か月に一回のペースで賃貸物件を引っ越すため、やはり常に新しい優良物件を探し続けています。
これは全てに通じることで、例えば短期のFXトレードを極めようと思ったらまずは一日中チャートを見続けたいと思えるほど没頭する必要があります。
私の場合はもうそのフェーズを通過して自制しつつ効率的に利益を得る方向にシフトしましたが、最初のうちは一極集中マインドでドル円の15分足相場に特化していました。
大学生の時には学部内の英語クラス分けテストで上位に入るためにひたすら英語の文構造にのみ取り組んで800人中2位、24クラス中の最上位クラスに入りました。
何事も好きになれれば一番ですが、そうでなくとも合理的・効率的に考えて今の自分がコミットメントを果たすべき事柄を極めればそれなりの実力はつくようになります。
これからの私はというと、運動の習慣化と再び英語の勘を取り戻すこと、高校生以上に日本史・政治・経済・地理を学び直していきたいと考えています。それらと並行して各種事業にも取り組み、収入や能力の幅を広げていきます。
やるべきことはこれ
日本のGDPは約500兆円の規模があり、GDPの三面等価うち、分配面に着目した場合、労働者に賃金として支払われているのは約250兆円で、資本に対する対価として支払われているのは約100兆円であるため、お金を出したことに対する報酬は100兆円であることになります。
日本の就業者数は約6500万人なので、雇用者報酬250兆円を就業者数で割ると一人あたりの報酬を計算することができ、これは約385万円です。これがいわゆる日本人の平均年収と言われる数値で、単純に12で割ると平均月給は33万円になります。
また資本として提供されるお金の総額は約3300兆円なので、資本の対価として得られた100兆円を使って利回りを計算すると約3.3%になり、日本では 平均して3.3%でお金が回っている ということになります。
これらのことから、資産形成・資産運用の違いが見えくるため、 実業による所得を稼ぎながら、それをインカムゲインの出る金融資産に振っていく ことで効率的な循環を生むことができるでしょう。
考えた方として、1000万円を稼いでも可処分所得はおおよそ30万円としかカウントしないというのも大切です。働いて得た稼ぎというのは基本的に資産を増やすための原資であり、本来は手をつけるべきお金ではありません。
資産の運用で生み出されたお金から税金を差し引いて最後に残ったお金が真の意味で消費可能なお金です。
しかし何事もそうですが、お金を稼ぐよりもまずはコストカットをすることが先んじてあるべきで、生活レベルでいえばモノを捨てる断捨離をするところがスタートラインです。
余談ですが、お金があれば幸せになれるものでもなく、お金を使って生活水準を上げれば幸せが得られるわけでもありません。ミニマリズムと効率化によってできた空白が幸せのような気がします。
デイトレードの基本スタンス
スイングとして時間軸を長めにして数時間単位の値動きで儲けたいという人ならエントリーロット数は小さく抑えるべきです。
私の中でのスキャルピングの定義は数秒数分でのエントリーであるため、ストップ利確を設定せずにすべて手動で取引するものです。
一般的には デイトレードが一番メジャーで取り組みやすいものになりますが、実はこれはエントリーしてからMAX30分程度でエグジット するのが理想です。
エントリーから20〜30分経ってもプラスに転じないポジションは効率が悪い のでなるべく損失を最小限に抑えて逃げるようにします。相場は1時間単位、もっと細かくいうと30分単位で新たな動き出しが起こるもので、私は俯瞰的に見る且つ短期で値幅を抜くために15分足を使用しています。
またこれは私のトレードの真髄ですが、値動きを見る上で重要なのは絶えず直近の高値・安値がどこにあるのかを把握しておくことです。直近の高値・安値から水平線を引いてその線と現在の価格の距離からトレード戦略を決定していきます。
この直近の高値・安値しかエントリーエグジットのタイミングを図る根拠にならない局面も多くあります。この高値をブレイクしたら追随買い、この安値を割り込んだら追随売りといった見方でエントリーしていくことが私は多いものです。
また時間の節目やヨーロッパ市場・ニューヨーク市場の始まりなど、市場参加者が新たな取引を始める時間帯は値動きが一気に加速することが多く、その動き始めを狙うのが基本戦略になってきます。
そして移動平均線などのパーフェクトオーダーはヨーロッパ市場が始まる16:00ごろなどの節目の時間に発生するとテクニカルが効きやすいという特徴があります。
テクニカルスナイパーの発信媒体
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FXデイトレードと新興株のスイングトレードをメインとした個人投資家。
シンプルなチャート分析とプライスアクションを基にした手法や金融経済に関する教養をTwitter・LINE@にて発信。
オンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めるのほかに、対外セミナーへの登壇もこなす。
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