逆襲のアルトコイン銘柄

COIN OTAKU ONLINESALON「コインオタク共和国」の会員でありながら、サロン内で「yutori藩」という考察コミュニティ部屋を特別にいただいているヲタク部長@yutoriの資産形成(@yutoriBoochan)です。
トレンド分析トレーダーとして主に暗号資産(旧仮想通貨)のトレンドについて独自に分析し考察を配信しています。今回はアルトコイン銘柄の中でもこれから価格を期待したい銘柄を厳選し、寄稿いたします。
※寄稿時期と閲覧時による時間差から市場が変動されている可能性があります。
目次
今さら聞けない暗号資産の種類(ビットコインとアルトコイン)
暗号資産市場について知らない人の多くは、「暗号資産」と言われてもよくわからず、「仮想通貨」と言えば分かりやすく、さらに仮想通貨と言えば「ビットコイン」のイメージが強いと思います。
この記事を見てる方の多くは何かしら暗号資産に携わったことがある(何かコインや、トークンなどを保有している)方だと思いますが、暗号資産市場はビットコインとそれ以外のアルトコイン銘柄の大きく2種類に分けられています。
暗号資産市場はコインマーケットキャップで約30兆円の市場です。そのうちビットコインは約20兆円であり、その他アルトコイン市場になります。
コインマーケットキャップの「ドミナンス」(Dominance)で確認することができます。
ビットコインからアルトコインへ資金が流れる
コインマーケットキャップのドミナンスを参考にすると市場の約7割程がビットコインで形成されています。
今は懐かしい2017年末、2018年始のアルトコインが上昇した時は、ビットコインのドミナンスは約34%まで下落し、資金の殆どがアルトコインに流れました。
2017年末に向けて XRP(リップル)や ADA(エイダ)の価格上昇し、億り人(1億円以上の取得者)が出るなど XRP や ADA はアルトコイン銘柄の中でも有名なアルトコインになりました。
暗号資産バブルを通じて見えたビットコインの弱点
2017年のはじめ、約10万円だったビットコインが暴騰し最高値2017年12月17日に222万7,388円(https://jpbitcoin.com/about/history_priceより)を記録しました。
テレビCMが放送、ビットコイン保有者の歓喜の声が上がりました。しかし、それとは逆にビットコインの課題が見えました。
一つ目に、送金手数料の高騰です。ビットコインの送金手数料は国内取引所 Coincheck では0.001BTC(2020/07/02時点)必要です。
BTC 価格が100万円の場合、1000円の手数料が必要になります。もし BTC の価格が1000万円になることがあれば手数料は1万円になり安易に送金する人は減り、使い勝手が悪くなります。
二つ目に、決済までの時間が遅い(スケラビリティ問題)ことです。BTC を利用する人が増えることでブロックチェーン に書き込める容量が圧迫され決済までに時間を要します。
上記二点を考えても、進捗はあるものの実運用まで時間がかかりそうです。
ビットコインよりも優れたアルトコインが創造されても一番人気はビットコイン
現在コインマーケットキャップに登録されている銘柄は全部で約5700銘柄が登録されています。その中には「送金手数料」や「決済速度」がビットコインよりも優れたものが少なからず存在します。
しかし、市場はビットコインの価格に対して強い期待を抱いています。大手海外取引所 BitMEX の CEO であるアーサー・ヘイズ氏も10万ドル(約1,100万円)の予想をし、市場はこれからもビットコイン価格上昇に期待を続けます。
これから上がらないかもしれない、ビットコインの価格について
前回の2017年のような暗号資産全体の「バブル」は来ないかもしれません。それは2017年と現在の暗号資産市場が異なるからです。
2017年の年末にかけて伸びた暗号資産全体の価格と現在の出来高に注目します。2017年末に約6兆円の出来高がありましたが、先日約27兆円の出来高が発生しました。出来高は増えていますが、残念ながら価格に反映されていません。
昔は、暗号資産を保有したい人が増加すればもっと価格上昇すると考えられましたが。
しかし実際のところ、暗号資産市場への参加者が増えたものの需要と供給のバランスから価格大きく跳ね上がってないのが現実です。
これから暗号資産市場へ投資する人が有名なビットコインを保有しても思った以上に価格が上がらないかもしれません。
投資先は「ビットコイン」から「アルトコイン」へ変わっている
バブルの時はどんな銘柄でも保有すれば上がります。
しかし今後は「理想」を語るアルトコイン銘柄よりも「現実」的に進むアルトコイン銘柄に資金が集まる可能性があります。
2018年から2019年への市場はバブル崩壊相場で下落が下落を呼びほとんどの暗号資産銘柄にとって最悪な年になりました。
そして2019年に動き出したのが Binance Coin(バイナンスコイン)です。
海外取引所 Binanceは、2019年に IEO(Initial Exchange Offering)を実施し海外取引所 Binance がアルトコイン銘柄を精査した上で優れたアルトコインを IEO として販売しました。
2017年に流行った ICO(Initial Coin Offering)とは異なり、暗号資産市場で大きな存在感のある Binance が精査した上で実施されることから市場が盛んになりました。
Binance は他にも分散型取引所(DEX)をリリースして出来高が世界で一番になるなど存在感を出すことで、海外取引所 Binance が発行している Binance Coin へ資金が流入し、Binance Coin の需要と供給で需要が高まり価格を押し上げることになり、過去のバブル時の最高値を更新しました。
ビットコインよりもアルトコイン銘柄、特にBinanceに関係する銘柄をチェックする
海外取引所 Binanceは、IEO や、DEX 取引所、先物取引、Binance.US(米国の顧客向けのプラットフォーム)など展開してます。
またマイニングへの参画、コインマーケットキャップやトラストウォレットを買収して暗号資産市場で圧倒的なシェアを確立しています。
このような暗号資産市場でのシェアを確立していることもあり、海外取引所 Binance に関係する銘柄が注目される日が近い未来でやってくるのではないかと考えています。
一つ目が COSMOS(銘柄はATOM)です。Binance Chain および Binance DEX の展開する上で、Cosmos SDK が採用される予定です。
COSMOS は、2017年4月にICOを行い、約30分で完売しました。
Cosmosは、ビットコインやイーサリアムなどブロックチェーン上のトークンにし交換できる機能を備えています。
二つ目が、トラストウォレット(銘柄はTWT)です。
Binance は2018年7月31日に分散型のウォレットである「トラストウォレット」を買収したと発表しています。
マルチコインウォレットとして管理することができ、海外取引所 Binance の公式ウォレットとして期待があります。また、TWT については海外取引所 Binance には未上場であるためどこかの機会を伺っていると考えられます。
海外取引所 Binance に上場されるアルトコイン銘柄は価格上昇する傾向にあることから期待できる銘柄です。
2020年は次世代金融 DeFi(Decentralized Finance(デフィ/ディファイ)や IPFS に関係した Filecoin(ファイルコイン)で市場が盛り上がりそうですが、海外取引所Binanceも何かしらの話題として上がってくるでしょう。
その際には、BNB や ATOM、TWT も上昇する可能性があると考えます。