ビットコイントレード 〜勝てるトレーダーへの近道〜

日本最大級の暗号資産メディアCOIN OTAKUのオンラインサロン「コインオタク共和国」の一会員で、準講師という立場で日々発信させていただいてるyui ᕱ⑅ᕱ♥( @shanty_666 )と申します。
私はビットコイントレーダー兼トレードコンサルタントとして、主にビットコインの相場考察やトレード初心者さんへ向けて「勝てるトレーダーになるためには?」を軸に基礎構築をするための内容をSNSやコミュニティ内でお伝えしております。
今回はこれからトレードを始める方・トレード初心者さん・損失が膨らんでしまう経験者さん向けに、勝てるトレーダーとなるために大切なことをまとめました。
ぜひ最後までお読みください。
目次
ビットコインについて知る
暗号資産とは
暗号資産は、電子データのみでやり取りされる通貨であり、法定通貨のように国家による強制通用力(=金銭債務の弁済手段として用いられる法的効力)を持たず、主にインターネット上での取引で用いられます。
管理通貨制度のように国(中央管理者)に依存せず、インターネットを活用することで自立/分散的に運営されています。
この仕組みはブロックチェーンと呼ばれ、インターネットに次ぐ現代社会を担う画期的な技術として注目されています。
・中央管理者が存在しない
➡︎トランザクションを参加者全員で監視できる
・発行上限が存在する
➡︎貨幣の価値が維持されるように出来ている
・換金可能である
➡︎時価で売買可能なため、法定通貨に換金できる
※仮想通貨とも呼ばれてますが、金融庁は2018年12月に呼称を暗号資産に改めると発表し、2020年5月1日に正式に施行されました。
G20などの国際会議で「Crypto asset(暗号資産)」と表現されることになったのが背景にあります。
ビットコインの誕生と暗号資産の普及
ビットコインは初の暗号資産です。
2008年に起きたリーマンショックと呼ばれる経済危機に対する政府や中央銀行の介入を見たサトシナカモトという人物により、非中央集権の決済システム実現を目的に発明されました。
管理通貨制度ではその国の政治や経済状況でお金の価値が決まります。
つまりその国の信用度によってお金の価値が不安定になることもあるということです。
誕生した当初のビットコインはほとんど価値がありませんでしたが、実際に国家の財政が破綻したりその危機に直面した国々でお金の価値が下落するということが起きたため、ビットコインを含む暗号資産の認知度が上がり信用とともに取引量が増えて価値が上がりました。
また、世界中で共通の価値として利用できるため、暗号資産決済が導入されているお店であれば日本円を各国のお金に両替しなくても、世界中どこでもサービスや商品を購入することが出来ます。
トレードとは何か
資産運用と資産形成
資産運用と資産形成という言葉を聞いたことはありますか?
◆資産運用:
既に形成された資産を金融商品や不動産などに投資して、減らさないように利益を出していくこと
◆資産形成:
資産運用の前段階で、今ある資金を1→2、2→3と着実に増やしていくこと
形成されたまとまった資産がなければ資産運用は難しいため、まずはある程度資産を築き上げることが大切です。
資産運用をしていくための理想資産は300万円。
まずは、この300万円を作るために資産形成をしましょう。
労働賃金を含めて資産形成するための方法はさまざま、トレードも資産形成の一つです。
自分に合う資産形成の方法を選んでいくのが良いですが、"トレードでの資産形成"を身につけていただくためにこの後大切なことをお伝えします。
投資と投機
投資という言葉の方が馴染みがあるのではないでしょうか?
実は、似ているようで違った意味合いの言葉です。
◆投資:
会社の価値やその会社が将来生むことが出来る利益などに、長期的な視野で資金を投じること
◆投機:
相場の変動を利用して利益を得ようとするもので、短期的な値上がりのタイミングを狙って資金を投じること
投機と同じように捉えられるのが「ギャンブル」ですが、ギャンブルは娯楽やゲーム性が強く主催者が勝つように計算されているため「マイナスサムゲーム」と言われます。
投機は誰かの利益が誰かの損失になることから「ゼロサムゲーム」と言われます。
トレードは投資ではなく投機。
前述でもお伝えしたように資産形成の一つです。
現物取引とFX
トレードとは売買の取引をするもので現在の価値(価格)に焦点を当てています。
対象は株・為替・暗号資産などがあり、【現物取引】とレバレッジをかけた【FX】の二つに分けられます。
(現物取引しか出来ないものもあります)
◆現物取引:
安値で買って高値で売り、その値幅分の利益を得ること
◆FX:
現在の相場から価格が上がるのか下がるのかを考え、それに応じてロングまたはショートというポジションをとること
現物取引では取引所に入金した資産のみを上限として売買を行うのに対し、FXは取引所に担保として預けた証拠金の何十倍にも相当する資金を動かして取引が出来ます。(レバレッジをかけると言う)
これによって少ない資金でも大きな金額の取引ができる仕組みを利用出来ます。
トレードを行う場合は、まずはトレード対象を定めて現物取引・FXのどちらをしていくのか決めましょう。
トレーダーになる第一歩
チャートを正しく見る
トレードをするために必要なこと、まずはチャートを正しく見れるかどうかです。
私がトレードをしているビットコインはドル円(為替)の3〜5倍ほどのボラティリティ(価格変動の度合い)があり、ボラティリティが大きいと言われています。
ボラティリティが大きければリスクが高く、ボラティリティが小さければリスクが低いと一般的には判断されるため、その高いリスクを最小限に抑えるためにチャート分析をして慎重にエントリーポイントを見つけます。
チャートを見るために使っているのが「TradingView」です。
TradingViewはビットコインだけでなくさまざまなアルトコイン銘柄や為替通貨ペアなどのチャートを見れて、分析をするために必要なツールが揃っています。
Webサイト(パソコン)とアプリ(スマートフォンやタブレット)それぞれありますので、ぜひダウンロードして見てみてください。
トレードスタイルを決める
ビットコイントレードは24時間いつでも取引が出来ます。
そのため、専業トレーダー・兼業トレーダー・頻繁に相場を見れる方・限られた時間しか相場を見れない方などさまざまなタイプがいらっしゃるので、自分の性格やライフスタイルに合わせたトレードスタイルを見つけることが大切です。
トレードスタイルには下記の4つがあります。
<スキャルピング>
数秒~数分の短時間に取引をして薄い利益を積み上げていくという手法。
1回あたりの利益は少ないですが、取引を何度も繰り返すことで利益を積み重ねていくスタイルです。
主に1分足や5分足など細かい時間軸を見ながらトレードをします。
<デイトレード>
数分~数時間というスキャルピングよりも少し長い時間ポジションを持ち利益を伸ばしていく手法。
基本的には1日のうちにポジションの利益確定をして、翌日に持ち越すことはないスタイルです。
主に15分足や1時間足(4時間足も見ることはある)などの時間軸を見ながらトレードをします。
<スイングトレード>
数日~数週間という長期間ポジションをキープしていく手法。
為替よりもビットコインなどボラティリティ大きいものに適したスタイルで、1つの大きな値動きの波を狙っていきます。
ある一定期間の流れを予想する分析力が必要で、主に4時間足、日足、週足など長期間の時間軸を見ながらトレードをします。
<ポジショントレード>
長期トレードとも言います。
数週間~数ヶ月にわたりポジションを持ち続ける手法。
長期間持ち続けるためには、長いトレンドが続くという確信と強い忍耐力が求められるため、ファンダメンタルと呼ばれる世界の金融政策や経済状況などを読み、売買のポイントを探っていく必要があります。
どのスタイルが合っているのか確認し、トレードスタイルに合う取引所を開設(手数料や使い勝手が異なるため)しましょう。
テクニカル分析基礎5選
トレードと聞くと「ギャンブル」「リスクが高い」などネガティブなイメージを持たれることがあります。
1年間トレードをしてプラス収支を実現できている人は市場参加者の3~4割ほど、5年連続で「損失<利益」という成績を残せている人は1%ほどと言われており、大きな損失を出してトレードを辞めてしまう方がいる現状です。
しかし、私はトレードは決してギャンブルではないと考えます。
チャート分析をして自身のトレードスキルを上げていけば勝てるトレーダーになれる。
「料理上手になりたい」「歌が上手くなりたい」と同じことだと思っています。
勝てるトレーダーへの第一歩として、トレードコンサルティングでもお話している最初に必ずマスターしていただきたい基礎5選をお伝えします。
<①大局>
大局とは、月単位・年単位の大きな相場の流れのことです。
主に月足や週足の時間軸で大局を見ていきます。
「上昇トレンド」か「下降トレンド」どちらなのかを見極めることで、ポジションをとる方向性が分かります。
◆上昇トレンド:
安いところで買って高く売る。
安い価格で買い(ロング)ポジションを取って、価格が上がってきたら利確(売り)を入れて利益を出す。
◆下降トレンド:
高いところで売って安く買い戻す。
高い価格で売り(ショート)ポジションを取って、価格が下がってきたら利確(買い)を入れて利益を出す。
大局が分からなければ、「買い」か「売り」のどちらでポジションを取れば良いのか分からず、何となく売ろう・・・、何となく買おう・・・という感覚トレードになってしまうので損失が増えます。
チャートを開いたら必ず大局を見るようにしましょう。
<②水平線>
水平線とは、「安値と安値」または「高値と高値」を結んだ水平に引ける線のことで、レジスタンスラインとサポートラインという2つの種類があります。
◆レジスタンスライン:
現在レートよりも上に引く、高値と高値を結んだ水平線。(抵抗線)
◆サポートライン>:
現在レートよりも下に引く、安値と安値を結んだ水平線。(支持線)
闇雲に水平線を引いても意味はありません。
重要度が高い水平線と重要度が低い水平線を見極めてなるべくチャートをシンプルに、重要度が高い水平線だけを引いてトレードに活用したほうが良いです。
重要度が高い水平線とは・・・?
・反転回数が多いポイントで引ける水平線
・長期足で引ける水平線
水平線を引くことで世界中のトレーダーが意識しているポイントを見つけられるため、今後の反発ポイントを予想出来て、エントリー/損切り/利確などを定める材料となります。
大局を見たあとは、実際に水平線を引いてみてください。
<③トレンドライン>
トレンドラインとは、始点と2点目を結んだ線のことで、安値同士を結んだ上昇トレンドラインと高値同士を結んだ下降トレンドラインがあります。
結べる点が多ければ多いほど、世間のトレーダーが見ている重要なトレンドラインとなります。
まず、相場の動きには3つの動きがあることを知っておきましょう。
●上昇トレンド → 買い(ロング)
●下降トレンド → 売り(ショート)
●レンジ(横ばい)→ 様子見(エントリーはおすすめしない)
大局の中には、いくつものトレンドが発生します。
上昇トレンドの場合、上の図にある「始点」やその1つ上の赤丸から買いポジションを取れたらしっかり値幅が取れます。
トレンドライン付近では反発するだろうとトレンドに沿ったエントリーをする人もいれば、逆にブレイクさせようと反対のポジションを入れる人もいます。
そして、何度も反発している強いトレンドラインが破られると、トレンド転換の可能性が高くなるので損切りを入れながら注意出来るポイントにもなります。
水平線を引いたあとは、トレンドラインを引いてみてください。
<④損切り/利確のポイントを明確にする>
損切りは、損を承知で決済して取引を終えること。
損が出ていても「もう少しだけ待てば戻ってくるかもしれない」と思って損切りストップを入れない人もいます。
希望どおり戻ってきたら良いですが、仕事中や寝ているときなど損が拡大し、手の打ちようがなくなり強制ロストカット(資金がすべてなくなる)されてしまうことがトレードでは大変怖いです。
損切りのポイント
・直近高値、直近安値に損切りストップを置く
・サポートラインとレジスタンスラインの少し外側に損切りストップを置く
利確は、相場が動いて膨らんだ利益を、決済することで確定すること。
分析どおり相場が動いて利益が出ても、相場がどこまで動いてどこまで利益が伸びるのか判断をしないと、早すぎる決済をしてしまったり、決済出来ずに利益が大幅に減ってしまったりという勿体ないことになります。
利確のタイミングが上手くなると、利益を上手く出せていけるようになります。
利確のポイント
・あらかじめ利益の幅を決めておく(〇ドル幅)
・決めてある損切り幅の1~3倍を利確幅に設定する
・タイムカット方式を使う(見ている時間軸の3倍をタイムアップとする)
・水平線で利確をする
<⑤ダウ理論>
ダウ理論は、テクニカル分析の元祖とも言われる重要な理論です。
全てのテクニカル分析はダウ理論をベースに発展したもので、ダウ理論を無視してテクニカル分析のトレードをすることは出来ません。
6つの基本原則がありますが、特に覚えておいたほうが良いものをお伝えします。
【トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する】
通常、上昇トレンドであれば高値と安値はともに切り上がり、下降トレンドであれば高値と安値はともに切り下がります。
上昇トレンドの途中で高値が更新できずに直近安値を割った場合、下降トレンドの途中で安値が更新できずに直近高値を上抜けた場合は、トレンドが変わった(転換)と判断してそのトレンドのトレードを手じまいします。
この基礎5つは勝てるトレーダーになるために必ず必要な土台作りとなりますので、1項目ずつクリアにしていきましょう。
損失を少なくするには
資金管理を行う
トレードを始める方、損失を出し続けてしまう方は、ある程度勝てるようになるまでチャートの見方やトレードの勉強だと思い、少額から始めることをオススメします。
必ず余剰資金で行うこと。
最初は1万円で行うのも良し、投入しても5~10万円までに抑えておいたほうが良いです。
この証拠金がマイナスにならずトータルでプラスになるくらいレベルアップが出来たら少しずつ資金を増やしていきましょう。
1回のトレードで出す損失は資金の3%まで
(5万円の資金なら1500円までの損失)
また、FXの場合、慣れないうちのレバレッジは2~4倍で行うのが良いです。
リスクリワードを意識する
リスクリワードという言葉を聞いたことはありますか?
利益と損失の割合のことです。
トレードは勝敗回数よりも利益率で見ることが良く、損切りが続いていても1回の利益が大きければトータルでマイナスになることはありません。
このリスクリワード比を最低でも1:1、可能であれば1:2以上を保つようにポジションを取りましょう。
損小利大を意識してください。
エントリーする根拠を持つ
上がったからロングをしよう、下がったからショートをしようと相場の動きだけに翻弄されて根拠のないエントリーをすると、損切りと利確のポイントが分からず結果的に損失を出してしまいます。
必ず「なぜそこでエントリーをするのか」を誰かに話せるくらい根拠を明確にしてからポジションをとりましょう。
根拠のあるエントリーが出来ると振り返りもしやすくなります。
ミラートレードをしない
ミラートレードは、SNSや周りの人が発信していたポジションを真似てポジションをとることです。
なぜその人が「上がる」「下がる」と考察をしたのか理由が明確で自分自身もその理由に納得が出来れば参考にしてみるのもありだと思います。
しかし、世の中には「買い煽り」「売り煽り」など根拠のない発言が見受けられます。
このような言葉を素直に受け取ってポジションをとると、時には大きく損失を出してしまうこともありますし、自分で分析をしてないため損失を出したときになぜ損をしたのか振り返ることも出来ません。
勝てるトレーダーに 〜心得七箇条〜
トレードは少ない資金から始めて自分のライフスタイルに合わせた新しい収入源を作ることが出来る素敵な資産形成です。
しかし、間違った考え方を持っていたり間違ったやり方をしたりすると、大きく損をして資金を失ってしまう可能性が高くなります。
心得①:テクニカル分析の基礎を固める
心得②:トレードスタイルを決める
心得③:誰かのトレードを真似しない
心得④:資金管理をしっかりする
心得⑤:トータル的な勝ちにこだわり損小利大を意識する
心得⑥:損切りは利益を得るための必要経費だと思う
心得⑦:マイルールを作り徹底する
これからトレードを始める方、トレード初心者、損失が膨らんでしまっているトレード経験者の皆様へ。
必ずこの心得を頭の片隅に置きながらトレードをしてください。
トレードコンサルティングを受けられたい方は、TwitterのDMでご連絡ください。
皆様が資金を守り、増やしながら、楽しんでトレードが出来ますように。
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