トルコ捜査当局、取引所関係者60人を拘束

トルコの仮想通貨取引所「トデックス」の関係者約60人が、トルコ捜査当局によって拘束されたことが分かった。
詐欺の疑い
トルコ、仮想通貨業者ら60人超を拘束
日本経済新聞

このニュース、
伊藤が解説します。
逃亡の主犯とである経営者はSNSで持ち逃げを否定しておりますが、取引所のHPはアクセスができない状況が続き、今回の騒動に関わった関係者が当局に拘束されている現状を見れば十分詐欺事件と言えるでしょう。
問題は、トルコの1つの取引所だけの問題ではないという点です。
まず、今回のタイミングで経営陣が持ち逃げをした理由ですが、ビジネスがうまくいかなかった可能性が挙げられます。
相場が下がると想定外に損失が出る投資活動があります。
特に、直近好調な暗号資産市場だっただけに、想定外の下落により複数のプロジェクトが配当不能に陥っております。
これは最初から詐欺だったとは言えず、投資失敗の区分になりますが、投資家へ不義理を働いた時点で詐欺ということになります。
この詐欺は見抜くことができないため、被害者が膨大な範囲にまで広がることがあります。
今回の被害者は想定40万人と算出されており、歴史に残る非常事態です。
対岸の火事ではなく、DeFiなどに投資している方は身近なトラブルとして認識しておくと良いでしょう。
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