イタリア投資家ら、大手取引所バイナンスを集団訴訟

イタリアなどの海外投資家らが、大手仮想通貨取引所バイナンスに対して集団訴訟を行う予定であることが分かった。
仮想通貨取引所バイナンス
イタリアで集団訴訟の可能性
COIN POST

同じことを日本人が行うことは難しいです。
まず、バイナンスは各国のライセンスを取得していないため、厳密には投資家保護をする必要がありません。
投資家がバイナンスを利用することは自己責任となります。
今回の訴訟も確かに投資家は損を被った形になりますが、その事実がすぐに補償につながるという物ではありません。
似たケースの場合、取引所は倒産をすることで訴訟を回避しているのですが、バイナンスは規模も大きくいまさら倒産をすることもできないため正面から戦うことになりそうです。
結果次第では、多くの国から同様の訴訟を起こされるリスクはあるでしょう。
ここにバイナンス利用のリスクがあります。
一つは訴訟のため一時的にも取引を抑制するという可能性です。
もう一つは今後各国から集団訴訟が立て続いた場合は一旦バイナンスというサービスを閉じる可能性も出てきます。
時代はDeFiへ流れているため、バイナンスDEXが主流になる可能性もあります。
バイナンスを利用する日本人の多くは海外取引所を一切利用しない選択をするか、バイナンスよりもリスクが高い海外取引所を渡り歩くかのどちらかになりそうです。
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