話題のNFTアート|特徴や代表作を紹介していきます

こんにちは、コインオタク(@coin_otaku)です。
今回はCOINOTAKUでたびたび取り上げられているNFTについて仮想通貨講師である伊藤さんにお話を聞きました。
まず伊藤さんはNFT自体にどのような印象を抱いていますか?

目次
NFTアートとは
先ほど、伊藤さんが仰ったように転用の幅が広いNFTですが、中でもアートの業界への転用が期待され、「NFTアート」と呼ばれて注目を集めています。
NFTアートと普段私たちがみるアートはどのように違うのでしょうか?

アートに限らず様々な商品は偽物が存在するとと本物が割りを食ってしまいます。 偽物の存在によって本物も信憑性が疑われたり、偽物の存在によって本物の価値が損なわれたりしています。
しかし、アートだと偽物の存在を肯定する意見もあるのです。
それは偽物の存在による認知度の向上です。 偽物はなぜ悪いのかを考えると、それは供給量が限られているものを崩してしまうからでしょう。 限定グッズなどは供給量が限られていることに価値を担保しているため、偽物が発生すると価値が減ってしまいます。
しかし、偽物の存在によって本物の認知度が上がり、本物の価値が向上することもあります。本物しか流通しないということはそれだけ市場が狭まってしまうということになるのです。
実はこの偽物肯定意見を持っているアーティスト多く、 特に自身の作品で世間にメッセージを伝えたいアーティストは偽物だとしてもより多く人々に作品を届けることを望みます。
ブロックチェーンが使われたNFT
ブロックチェーンによって所有権に絶対性がもたらされたNFTですが、多くのメディアでその革新性が叫ばれています。この技術のどのような点が今までと大きく違うのでしょうか

模倣が困難な文様を施したり、インクを特別なものに変えたり、はたまた偽物を作ることを罰することで偽物を作る抑止力としてきました。
しかし文様も全く同じものを作ればよく、偽造もばれなければ罰せられることはありません。 いくら偽物を防ごうとしてもそれらはあくまで抑止力に過ぎず、100%ではないのです。
そこで現れたのがこのブロックチェーンの技術であり、物理的に100%偽造を困難にすることができました。
特にデジタルアートの領域では容易に偽造を行うことができ、所有権を主張することは不可能と言われてきました。 なので絶対的な所有権を主張できるNFTは十二分に革新的だったといえるのです。
NFTの技術が使われたアート
では実際にNFTはどのようなアートに使われているのでしょうか?

有名なところで言うと「ワンピース」などが現在NFTアートとして作られています。
(詳しくはこちらを参照:https://coin-otaku.com/topic/64158)

高額なNFTアートもすでに取引されており、投資目的の購入者が多いでしょう
(詳しくはこちらを参照:https://coin-otaku.com/topic/65803)
NFTアートが話題になる理由
先ほどの質問に多少かぶってしまうのですが、NFTアートが話題性を呼ぶ理由はなんなのでしょうか?

高額落札の事例
具体的にどのような取引が話題性を呼んだのでしょうか?

(詳しくはこちらを参照:https://coin-otaku.com/topic/63800)

作者にロイヤリティを支払える
ここまでにNFTアートの特徴についてお話しいただきましたが、他にNFTアートに期待されている点などがあれば教えてください。

それは2次流通以降で作者にロイヤリティを支払える点です。
今まで、中古や転売などの2次流通に置いて最初に制作した作者がロイヤリティを手にすることはできませんでした。
しかしNFTによって作品の所有権を絶対的に残すことができるので、作成者が自分の作品が転売される限り、ロイヤリティを受け取る仕組みが作れるのではないかという期待がされています。
まとめ
最後にNFTの今後を踏まえてまとめをお願いします。

そのためには、NFTをマネーゲームにしないように正しい理解が浸透することが必要になります。
2021年のNFTの盛り上がりのきっかけは暗号資産投資家達のマネーゲームが発端となっていることは否定できません。このまま新規市場参加者が増えなければNFTもDeFi同様に一過性のブームとして終わることになります。 NFT技術者になる必要はありません。NFTが誕生することでお金が儲かる意外の魅力に着目をしましょう。クリエーターであれば自身の作品の権利が確実に守られることになります。起業家であればめんどくさい国際的な契約書を締結せずに、自社サービスと世界各国の優秀な作品とをコラボをすることができます。投資家であればクリエーターと起業家をつなぐ橋渡しの役割を果たすことができるでしょう。
NFTの登場でやっとブロックチェーン周りのプロジェクトの価値が明確になってきました。スマートコントラクト、ファイルシェアリング、トレーサビリティ、IoT、AI、どれをとってもNFTと深い関係があります。
暗号資産投資家であればNFTと関わりを持たないことが考えられないほどです。
まだ始まったばかりの市場ですがコインオタクでは、引き続き、NFTの最新の情報を配信し続けます。
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https://coin-otaku.com/topic/62182