【伊藤が解説します】メルセデスベンツ、LVMH主導「オーラブロックチェーン」に参画

メルセデス・ベンツがLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)主導の「オーラブロックチェーンコンソーシアム」に参画したことが5月18日分かった。
「オーラブロックチェーンコンソーシアム」は、LVMHグループ傘下の高級ブランド製品の履歴情報や真贋の検証を消費者が可能にすることを目的とした共同事業体である。
メルセデスベンツ、LVMH主導「オーラブロックチェーン」に参画
LVMH主導「Auraブロックチェーン」にメルセデスベンツ参画
あたらしい経済

日本でも大人気のハイブランド「ルイ・ヴィトン」を所有するLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)社が主導するブロックチェーンプロジェクト「オーラブロックチェーンコンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)」にメルセデスベンツが参画しました。
このニュースの注意喚起として、関連する企業の仮想通貨が発行されたと勘違いされるケースがありますが、本件に関わる仮想通貨の発行はまだありませんのでご注意ください。(2022年5月20日時点)
LVMHというティッカーコード(通貨の英語の部分)になるという話題がありますが、まだ確定ではありません。同様にベンツコインもクリスチャンディオールコインもプラダコインもまだ構想時点で販売は始まっておりません。
なぜこのニュースを取り上げたかというとあまりにも詐欺が多いためです。
調べてみていただければわかりますが、いろんなハイブランドの偽物コインが既に市場のあちことに出回っております。
一番有名なのはTikTokコインで、TikTokというティッカーコードの仮想通貨は数十種類あります。すべて本家のTikTokとは関係がありません。
有名な企業がブロックチェーン産業に参入するという話題がでるとすぐに偽物の仮想通貨が出回ります。これほど大手の企業が仮想通貨を発行するのであれば、正式にリリースしますので情報が伝え漏れることはほぼありません。もし、情報が漏れていたのであれば、その企業は信用できませんので、該当の仮想通貨の価値は下がることになります。
人よりも早く稼ぎたいという焦りがあると詐欺にハマりやすくなりますので一度冷静になりましょう。今なら間に合うという投資に出会った場合、たいてい準備不足です。それは間に合っていない投資になりますので見送ることをお勧めします。
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