【伊藤が解説します】仮想通貨投資アプリVoyager、追加資本へのアクセスを確保

暗号資産取引プラットフォームVoyager Digitalは6月17日、ヘッジファンド大手アラメダリサーチとクレジットファシリティ枠を確保したことを発表した。クレジットファシリティは企業間の事前承認済みのローン契約で、従来の融資よりも柔軟性が高い。
追加資本へのアクセスを確保
仮想通貨投資アプリVoyager、アラメダからつなぎ融資を確保
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伊藤が解説します。
信用崩壊の連鎖が始まっている暗号資産市場では、今回のニュースのように直接お金を動かす必要はなく、具体的な保険や安心材料が効果的です。暗号資産市場を襲っている金融ショックですが、過去の事例からしても金融ショックが起きた時にはより大きい概念の市場介入が必要です。サブプライムローンの時には市場介入を悪として業界NO.1のリーマン・ブラザーズが破綻し、リーマンショックという名前が歴史に刻まれました。今回の暗号資産ショックでは市場参加者の誰もがバイナンスは倒産しないと考えております。市場介入の余地がない暗号資産市場は業界最大手の企業であっても倒産リスクがあり、むしろ、一般的な金融市場よりも脆いと言えます。この業界を守るためには業界が一蓮托生となりお互いを保証し合う取り組みが必要です。経済が絶好調の時には談合となりますが、想定外のショックの時にはみんなが助け合うことも必要です。金融ショックの歴史に学ぶのであれば、取引所などの企業に対して資金を保管しておくことは非常にリスクが高いので、資産はすぐにウォレットに移すようにしましょう。
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