【伊藤が解説します】香港仮想通貨融資大手Babel Finance、顧客資金の出金対応を停止

香港に拠点を置く暗号資産貸借プラットフォームのBabel Financeは6月17日、顧客資金の出金停止を発表した。業界大手が債務不履行状態に陥ったと見られ、市場は債務問題の連鎖に警戒を強めている。
香港仮想通貨融資大手Babel Finance、顧客資金の出金対応を停止
相次ぐ出金停止の事例、仮想通貨融資大手Babel Finance
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伊藤が解説します。
暗号資産市場は2022年6月地点ではまだ冷静さを保っております。2022年8月まで耐えることができれば大きな問題には発展しませんが、ここ1ヶ月ほどが勝負となります。最悪な結末としては、暗号資産取引所、レンディングサービスの連鎖倒産です。ここで安心材料も加えておきます。2013年のマウントゴックス社のビットコイン不正流出事件では、当時の市場取引の70%相当を担っていたマウントゴックスで売買が停止となりました。いまで換算すればバイナンス社は市場取引の20%相当なので、バイナンスをはじめとした上位10社の取引所が一斉に売買停止になったようなものです。ビットコインの価格は数日で80%下落しました。その後、ビットコインの価値は無くなってしまったでしょうか?答えはご存知の通り、ビットコインは再び価値を取り戻しております。このような状態が今まさに起きようとしているわけです。まだビットコインの価格の下落は50%程度です。大手取引所も経営破綻に陥ったところはありません。本当のショックはこれからだと肝に銘じておきましょう。
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