【伊藤が解説します】DeFi、預入総額ピーク時の3分の1水準に

6月21日の暗号資産市場では、ビットコインは前日比+2.7%の275万円(20,407ドル)と続伸した。
DeFiプロトコルへの預入総額を示す「Total Value Locked」は1年以上ぶりに1,000億ドルを下回り、730億ドル水準に。昨年のピーク時には2500億ドル水準にあったので70%近く減少したことになる。
DeFi、預入総額ピーク時の3分の1水準に
2万ドル水準で揉み合うビットコイン、DeFiの預入総額はピーク時の3分の1水準に
CoinPost

このニュース、
伊藤が解説します。
どの数字で計測をしても暗号資産市場は冬の時代と言えます。事実認識の次はいつのどこに資金が戻ってくるかを考える必要があります。特にDeFiの将来予測が暗号資産市場にとって重要な基準となります。ビットコイン価格が過去最高値に到達した立役者はDeFiであることは紛れもない事実です。今回の資金の逆回転の直接的な原因もDeFiです。DeFiは市場のレバレッジとして機能をしております。DeFiが中心であるうちは暴騰暴落を繰り返す相場になります。まともな市場参加者はDeFi以外に実態のある資金の流れを構築することになります。暗号資産市場はリスクテイカーが多く、第二次DeFiブームを作り出す可能性もあります。第二次DeFiブームが始まった際には必ず今回の教訓を生かすようにしましょう。NFTやメタバースなど資金が戻ってきている市場もあります。暗号資産は範囲が広いため、同じ市場だけに固執することなく広い視野を持つと成功しやすいです。
その他のおすすめ記事
Related Articles
0