【伊藤が解説します】国際決済銀行、仮想通貨に構造的欠陥があると警鐘

国際決済銀行は6月21日、デジタル通貨に関する報告書を公表し、価格変動が激しい暗号資産は「構造的な欠陥があるため通貨システムの基盤には不向きだ」と警鐘を鳴らした。
国際決済銀行、仮想通貨に構造的欠陥があると警鐘
「仮想通貨に構造的欠陥」 国際決済銀行、金融リスク警鐘
日本経済新聞

このニュース、
伊藤が解説します。
ビットコインの乱高下を受け、再び暗号資産は世界で使われる通貨として欠陥があるというニュースが増えてきました。もちろん、乱高下をする通貨は使いにくいのは事実ですが、乱高下をしない法定通貨もないのが現状です。あっちが悪いからこっちも悪くても良いという論理ではありませんが、乱高下をするということだけでは世界統一通貨に不向きという話はつながりません。未来に安定させることができるかどうかが重要です。分散型の思想はこれまで発行されてきた法定通貨にはない価格安定の可能性を秘めております。将来どちらが生き残るかは誰にもわかりませんが、法定通貨だけが生き延びるという方にかけることの方がリスクが大きいと感じる人が世界中に多のも事実です。資産価値が生き残る方に全ツッパするのではなく、資産価値が生き残りそうな選択肢を複数持つことが大切です。特に日本円は窮地に立たされており、日本円だけを信じてきた人たちが苦しんでおります。しかし、日本円に変わる他の選択肢がないため、政府も銀行も日本円は大丈夫という発言以外できません。証券会社の中には外国株を買おう!と課題解決を外にぶん投げているところもあります。金融リテラシーを上げるというのは資産を増やすことだけではなく、資産を守ることも含まれます。日本人に必要なのは守る方の知識です。
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