【伊藤が解説します】シンガポール通貨庁責任者、「不正行為を厳しく取り締まる」と発言

フィナンシャルタイムスが報じた内容によると、シンガポール通貨庁(MAS)のフィンテック分野責任者Sopnendu Mohanty氏は、暗号資産を厳しく規制していくと発言しているそうだ。
「不正行為を厳しく取り締まる」と発言
シンガポール通貨庁、仮想通貨を厳しく規制すると発言=報道
CoinPost

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伊藤が解説します。
シンガポールでは暗号資産の法律が厳しくなります。どのように厳しくなるのかの言及はありません。「不正は取り締まる」と声高々に宣言しているにとどまります。なぜこのようなアピールをする必要があるのか?それはLUNAショックが影響しております。ご存じのとおりLUNAショックは暗号資産市場に広範囲にわたり損失を発生させました。LUNAショックのような金融ショックは、そのマーケットで健全な経済活動をしている一般企業を巻き込みます。現にLUNAショックで無視できない規模で企業倒産の危機となっております。この責任はどこにあるのか?もちろんLUNAの大元にもありますが、ビジネスを許可した国にも責任の一端が生じ、損失を起こした企業や国から損害賠償を請求される可能性もあります。従来暗号資産に対して有効であった国ほどこのリスクを抱えており、シンガポールと同様に「遺憾の意」を発動することになるでしょう。日本政府は無能と国民から槍玉に上げられることもありますが、大抵の国もできることというのは限定的です。
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