【伊藤が解説します】仮想通貨交換業者FTXバンクマンフリード氏、救済に10億ドル投じる

仮想通貨交換業者FTXの創業者で最高経営責任者を務める米資産家サム・バンクマンフリード氏は、6月のわずか14日間という短期間で買収や苦境に陥った企業の救済に10億ドルを投じた。
仮想通貨交換業者FTXバンクマンフリード氏、救済に10億ドル投じる
FTX創業者バンクマンフリード氏、仮想通貨帝国を拡大-混乱を機に
Bloomberg

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伊藤が解説します。
FTX社代表の天才サム・バンクマンフリード氏の快進撃に対して苦言を呈する記事が公開されました。短期間で暗号資産市場で成功を収めた同氏ですが、今回の暗号資産市場の下落相場でライバル会社をはじめ多くの企業の救済に乗り出しました。市場はホワイトナイトとして彼の行動を称賛し、メディアももてはやす記事が乱立しました。一方で、特定の個人が力を持ちすぎているのでは無いか。という疑問が今回提示されました。ブロックチェーン技術は少数に権力が集中しないように設計された分散型の市場形成を良しとしております。いまのFTXの快進撃は真逆の中央集権を強める動きになります。伊藤としてはFTXの今回の戦略は今の地合いに合っており、市場を押し上げる力があるので大歓迎です。長期の目線で見た時、FTXの帝国を打ち破る勢力が誕生することは間違いないでしょう。業界の移り変わりは激しいので、このような側面からも中央集権取引所に資産を預けるリスクがあることが分かります。
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