コインチェック(Coincheck)に見る、創業において大切なこととは

皆さんはコインチェック(Coincheck)という取引所をご存知でしょうか?
日本で暗号資産を取引している人なら、誰でも一度は利用したことがあるでしょう。
最近だと、お笑い芸人の出川哲郎さんをCMに起用したことでニュースになりました。
その コインチェック(Coincheck)の社長である和田晃一良(わだ こういちろう)さんは、どのようにしてしてコインチェック(Coincheck)を発展させたのでしょうか 。
目次
国内最大級の取引高を誇るコインチェック
2017年10月〜11月は世界の取引の4割を日本円建てが占め、米ドルを超えて世界最大のシェアを占めた。
その日本で最大級のビットコイン取引高を誇るのがコインチェックだ(Bitcoin日本語情報サイト調べ「2017年5-11月日本の月間BTC現物取引高」より)。
引用元:Business Insider Japan
ビットコイン取引所「コインチェック」27歳創業社長の素顔。いかにして日本最大級になったのか(2017年12月27日)
仮想通貨の取引所は沢山ありますが、現状はスマホアプリがあるコインチェックが一番使いやすいと思います。
— 仮想通貨 儲け爆発 (@mouke5) January 2, 2018
コインチェック(Coincheck)は とても使いやすく、利用者がとても多い です。
その 利用者の多さが日本最大級の取引所になった要因の一つ ではないでしょうか。
自分で生み出す力を大切にした和田氏
就活時に何より大切にしたのは、「自分で事業を生み出す力を身につけられるか」ということだった。若手にも事業を任せてくれるという理由でサイバーエージェントに就職予定だったが、大学の知人に「こんな会社始めるんだけど手伝ってみない?」と誘われ、レジュプレス立ち上げに関わることになる。
「起業自体には興味がなかったけど、事業を生み出す力をつけられるなら、会社に入るのを待つよりも先にそっちでチャレンジしたほうがいいのではないかと。大学を休学して、会社の立ち上げに参画しました」
そこで和田さんはほぼ一人で人生のストーリー投稿サイト「STORYS.JP」を開発、「ビリギャル」など人気コンテンツを世に送り出す人気サービスに成長させた。
引用元:Business Insider Japan
ビットコイン取引所「コインチェック」27歳創業社長の素顔。いかにして日本最大級になったのか(2017年12月27日)
自分で何も生み出せないと、既存の物を使うしかないため、どうしても既存の物と似たような物ばかりになってしまいます。
自分で生み出す力を大切にすることが、先駆者として成功を収めることにつながる のでしょう。
マウントゴックス事件があったからこそ参入に踏み切った
STORYS.JPは順調に成長し、わずか2年程度で10作品が書籍化され、総発行部数120万部を突破するほどの人気サービスになった。なのに、なぜ事業領域の異なる暗号資産の取引所というビジネスを立ち上げたのか。その理由について和田さんはこう語る。
「STORYS.JPは『自分語り』という文化を自分たちで作っていくハードルの高いサービスだったが、会社の成長を考えたときに、次は時代の潮流に乗るサービスを考えていた。いろいろな事業を考えたが、当時ビットコインなど暗号資産が新しく出てきていて、将来それを利用したサービスが出てくると思った」
何が市場として取りやすいのか。考えた結果が、暗号資産の取引所と決済だった。
投資家らはこの事業に反対したという。というのも当時はビットコインにはマイナスイメージがつきまとっていたからだ。2014年2月、東京渋谷にあった世界最大の取引所「MTGOX(マウントゴックス)」が破綻、メディアでも大きく取り上げられていた。
しかし、和田さんらは「だからこそチャンス」だと思ったという。
「マウントゴックスの破綻があったからこそ、大企業や上場している企業は参入できない領域だった。スタートアップからすると逆にチャンス。当時は自分とCOOの大塚ぐらいしかメンバーがいなかったので失うものがなかった」
引用元:Business Insider Japan
ビットコイン取引所「コインチェック」27歳創業社長の素顔。いかにして日本最大級になったのか(2017年12月27日)
こうした 逆転の発想ができることも、成功する上で重要なこと なのでしょう。
事業で成功を収めるには
今後、暗号資産がどうなっていくのか、誰にもわかりません。
しかし、そんな変化の激しい業界だからこそ、和田氏の成功の秘訣である「自分で生み出す力」が生きるのでしょう。
和田氏が運営しているコインチェックはこちら
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