取引所インサイダー情報が流出?上場前に急騰したビットコインキャッシュ

皆さんはCoinbase(コインベース)という取引所をご存知でしょうか?
Coinbase(コインベース)はアメリカ、サンフランシスコに拠点をかまえる暗号資産取引所です。ユーザー数も1330万人以上とかなり大きめの取引所です。(2017年11月末)
日本最大手のbitFlyerは、2017年6月時点で「60万人突破」との報道もありましたのでそこに比べるとかなり大きな取引所ということがわかります。
世界で主要な暗号資産取引所と言われているCoinbaseに、 ビットコインキャッシュの急騰がインサイダー取引によるものと疑われ、調査が入りました。
今回、ビットコインキャッシュの急騰時の裏側について何が行われていたのでしょうか。順を追って見て行きましょう。
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目次
取引開始直前に急騰
主要な暗号資産取引所のひとつCoinbaseが、12月20日に開始したビットコインキャッシュの取引をわずか数分で停止しました。ビットコインキャッシュの価格はCoinbaseの取引開始直前に急騰し、取引開始と同時に下落したため、インサイダー取引の疑いが持ち上がっています。
引用: engadget 「暗号資産取引のCoinbase、インサイダー調査へ。ビットコインキャッシュ取引開始直前に急騰」
ビットコインキャッシュの価格の変動だけみるとインサイダー取引が行なわれていたと疑われても仕方がなく感じます。
現状暗号資産におけるインサイダー取引は法律で罰せられていませんが、今回の騒動がCoinbaseのインサイダー取引によるものであれば、 Coinbaseは取引所としてかなりの信頼を落とす でしょう。
本家より性能が優れているビットコインキャッシュ
ビットコインキャッシュ(BCH)といえば、8月1日にオリジナルのビットコインから分裂(ハードフォーク)してできた新しい暗号資産。ビットコイン(BTC)が抱えるブロックチェーンの構造的な問題をクリアしており、取引量の大幅な増大にも対応できるのがその特徴です。
引用: engadget 「暗号資産取引のCoinbase、インサイダー調査へ。ビットコインキャッシュ取引開始直前に急騰」
ビットコインの構造的な問題を解決していると言われるビットコインキャッシュ。
構造的な問題とは、10分間に1MB(メガバイト)と取引の容量が決められていることです。ビットコインが始まった当初は、10分間に1MB(メガバイト)の取引でも問題がはありませんでした。
しかし、現在は、かなりの人が取引をしておりスムーズに取引ができなくなっているという問題が発生しております。
そこで1MBという条件を、ビットコインキャッシュは緩和しており、 より多くの取引処理を行える という理論の元、ビットコインキャッシュは作成されています。
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内部不正には厳格な対応へ
Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOは自身のブログに「この時点で」インサイダー取引の証拠はなかったと記してはいるものの、従業員やその家族、友人までを調査し、内部不正があった場合には即時解雇を含め厳罰を下すゼロ・トレランスな対応をとることを強調、従業員には「数週間の取引禁止を命じた」としました。
引用: engadget 「暗号資産取引のCoinbase、インサイダー調査へ。ビットコインキャッシュ取引開始直前に急騰」
インサイダー取引によって価格操作をされるような取引所だと一般の取引者は安心して取引できません。
ただ、今回はCoinbaseのブライアン・アームストロングCEOもブログで話している通り、 インサイダー取引の可能性は低い と考えます。
また、今回のビットコインキャッシュの急騰がインサイダー取引ではないとしたら何が原因だったのでしょうか。
識者の発言が影響した可能性も
BCHが価格を上げたのは、bitcoin.comの共同創業者でCTOを務めるエミル・オルデンバーグ氏が、本家ビットコインは「取引手数料が高く手続きに時間がかかりすぎる」として、自身の所有するBTCをすべてBCHに変えたと発言していたことも要因のひとつだった可能性はあります。ここ最近は、このような暗号資産界隈の大物らによる市場操作的な動きへの批判も、SNSを中心に出始めているようです。
引用: engadget 「暗号資産取引のCoinbase、インサイダー調査へ。ビットコインキャッシュ取引開始直前に急騰」
今回のビットコインキャッシュ急騰がbitcoin.comの共同創業者でCTOを務めるエミル・オルデンバーグ氏の発言ではないかという声もあります。
エミル・オルデンバーグ氏がビットコインからビットコインキャッシュへ乗り換えるという発言でビットコインキャッシュが急騰 したのではないかと考えられます。
ビットコイン事態、送金速度や手数料など問題が多かった分移り変わるのは当然のように思えますが、急騰などが起こる裏側には必ず原因があります。
常に最新の情報を取り続けていないと明日には大事な資産が半減していたということもあり得るのではないでしょうか。
常に最新情報に触れておくことが大切
今回、インサイダー取引が行なわれていたと疑惑がありましたが、暗号資産界隈の大物らの発言からビットコインキャッシュの急騰したのではないかと考えます。
毎日、暗号資産の価格は変わりますので、 常に最新の情報を取り続けるのが大切 だと今回の騒動から感じました。
自分の大切な資産を守るためにも暗号資産界隈の大物ら発言は毎日、Twitterなどでチェックしておきましょう。
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