高級時計メーカーが時計を追跡するためにブロックチェーンを導入

海外ニュース

スイスの高級時計メーカーVacheron Constantinがブロックチェーンを導入

スイスの高級時計製造会社Vacheron Constantin(ヴァシュロン コンスタンタン)が、時計の追跡にブロックチェーン技術の使用を開始すると発表しました。

1755年に設立されたVacheron Constantinは、世界最古のスイスの時計メーカーとして知られています。同社はビンテージ時計に 紙とデジタル、両方の証明書を発行し、製品と製造業者の完全な履歴を含む追加情報を証明書に記帳するためにブロックチェーン技術を使用します。 

Vacheron Constantinは、ブロックチェーンが偽造製品をなくすことが出来る方法で、その時計の真正性を保証するとともに、顧客を偽造品から守るために役立つ考え、同社は次のように述べています。

ブロックチェーンを使用すると、所有者が何度か変更されていても、その生涯を通じて監視に従う、本物の偽造防止デジタル証明書を作成できます。また、番号がそれぞれの製品に割り当てられ、時計の特性、価値、性質そして信憑性に関するデータを2つの不可分で安全なデータを作ります。

現在は専門家の手作業によって追跡していますが、Vacheron Constantinは、すぐにブロックチェーンの使用を開始し、改ざんできないデジタル証明書と紙ベースの証明書と共に販売されていきます。

このようにブロックチェーンとサプライチェーンの相性は非常に良く、ブロックチェーンを導入する企業はますます増えていきます。

Louis VuittonとChristian Diorを運営するLVMHは商品の信頼性、安全性、価値を守るために Microsoft Azureとブロックチェーンソフトウェア技術会社ConsenSysと提携しました。  また、5月上旬には、世界の大手繊維メーカーのLenzingはファイバーサプライチェーンの透明性を高めるためにブロックチェーンを導入すると発表しました。また2020年にサプライチェーンのトレーサビリティプラットフォームを開始する予定です。

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

高級ブランドがそのブランド価値を維持するために積極的にブロックチェーンを導入しております。

ここで重要なのは、顧客に対して「ブロックチェーンが信用を担保するものである」ということを認識させることです。

我々ブロックチェーン業界からすると当然のことに感じますが、一般消費者の方はまだブロックチェーンの理解も信用も低いでしょう。

高級ブランドがブロックチェーンに信頼を置いている。だから、ブロックチェーンは信用ができるという三段論法が成り立つことで一般認知が広がると考えられます。

ご存知の通り、ブロックチェーンには種類があり技術側の理解からするとブランドの信用担保をするために必要なブロックチェーンというのはこだわりがありますが、忘れてはいけないのは全て顧客の為に企業は導入をするという事です。

今後の ブロックチェーン競争には、その技術力のスペック競争だけでなく、マーケティング競争が勃発し、「信頼されているブロックチェーンであるかを証明すること」が必要になってくるでしょう。 

あわせて読みたい

⇒⇒中国のBitcoinとブロックチェーン事情

⇒⇒ホンダに続き、トヨタ自動車もブロックチェーン産業に参入