BitfinexはTether社から受け取った1億ドルのローンを返済

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世界トップクラスの暗号資産取引所の1つであるBitfinexは、Tether社から受け取った1億ドルのローンを返済したと発表しました。

Bitfinexの報告によると、「2019年7月1日にTetherに1億ドルの未払いの融資枠を返済しました。この支払いをTether社の銀行口座に法定通貨で振り込み、この金額はまだファシリティのもとでTetherに支払われる予定ではなかったですが、2019年第2四半期末の財政状態に基づいて前払いを行いました。」とコメントしており、Tether社も「2019年7月1日に、Bitfinexからその銀行口座に未払いの融資枠に対する前払いとして1億ドルを受け取ったことを確認しました。また2019年6月30日の日の終わりまでに貸付金制度の下で発生したすべての利子も受け取り済みです。」とコメントしております。

ニューヨーク検事総長(NYAG)の事務所による法的申立てによると、2019年初めにBitfinexはステーブルコインの発行者から7億ドルもの融資枠を通じて借り入れ、ペイメントプロセッサー会社であるCrypto Capitalが3ヶ国の当局に資金を差し押さえたために生じた8億5000万ドルの資金を補うために現金を必要としていましたが、Bitfinexはこの資金の損失について情報を公開しておりません。

なお、Bitfinexは5月に独自のプラットフォームトークン「LEO」のIEOを行い、10億ドル(約1100億円)の調達に成功し、この調達資金の一部をCrypto Capitalの損失充填に当てるとされています。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

一連のテザー社による不正疑惑は暗号資産市場を揺るがすネガティブな情報として残っております。

管理当局も行動に移しており、実際には不正疑惑という具体的な名目はありませんが、Bitfinex社の資産管理をしている会社の差し押さえを行い、それが未だに継続されている現状です。

外部から見ていると何が正しいかは分かりません。  一つ確定しているのは資産というのは自分の手元にないと自分のものとして使用ができないという事実です。 

暗号資産の誕生により全てのデータや資産は個人の手に渡るという未来を描けるようになりましたが、まだ現実は追いついておらず暗号資産取引所とそれを管理する当局という中央集権配下でビジネスは進行しております。

もちろん不正が事実であれば、市場形成にとっては悪であるため当局は正しい行動となります。

分散化という経済圏が誕生したものの、悪意ある存在とそれを排除する仕組みはまだ中央集権でなければ解決せず、悪意を特定することはどこまで突き詰めても難しいかもしれません。

 

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