ダークウェブでのビットコイン取引量が10億ドルに達する可能性

海外ニュース

今年の違法取引に対するビットコインの取引額が過去最高の10億ドルに達する可能性があります。

調査したChainalysisの報告書によると、今年これまでに違法取引に使用されたビットコインの総額は5億1,500万ドルと考えられており、 年末までにこの数字は2倍の10億ドルに達するとのことです。 

しかし、違法取引に費やされるビットコインの量は減少傾向が見られ、今年のビットコインの取引量のわずか1%で、2012年の7%から減少していると述べています。

現在ビットコインの違法取引が行われているダークウェブサイトの名前は「Hydra」と呼ばれ、サイト内では違法薬物や児童ポルノ、盗まれたクレジットカードや、一般人が買えないような規制薬品などが購入でき、ビットコインの他に取引されている通貨としてモネロが2番目に多いそうです。

ダークウェブで最も有名だったのが、6年前に流行った「Silk Road」で、2011年2月に設立され、2013年7月に閉鎖されるまで、約95万人のユーザーが使用しており、創設者が逮捕された時には17万BTCが押収され、当時出回っていた全ビットコインの約1.5%を占めていました。

現在世界各国がダークウェブとその利用者の撲滅に取り組んでいますが、匿名性が高い暗号資産と相性が良いダークウェブがなくなることはないでしょう。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

暗号資産と切っても切れない関係にあるのが違法取引での活用です。国は領土と国民と統治する権利で成り立ちます。

国の概念の外にあるビットコインは、統治により定められたルールの外の存在であるため、容易に違法取引に利用されます。

違法行為ということは国の存在を揺るがす存在であるため規制されることは当然です。

しかし、今利用されているような分かりやすい違法行為だけが全てではありません。

例えば、A国では禁止されているがB国では合法であるような取引の場合、法定通貨であれば検知ができますが、ビットコインの場合は分かりません。個人間ではなくビジネスでもビットコインで取引は行われます。

特に、制裁国との貿易などは、従来は合法であり外交の問題で一時的に違法行為となった場合、事業者は何とかビジネスを継続させようと試行錯誤します。

  このような水面下では拾いきれないビットコインを活用した違法行為利用はいまだに大きなウエイトを占めるでしょう。 

 

あわせて読みたい

ロシアの諜報活動に使用されるビットコイン。ダークウェブは健在!ビットコインは悪用されている!?⇒⇒詳しく知りたい方はこちら

ダークウェブを運営する組織の重鎮を次々に摘発!暗号資産を悪用か!?⇒⇒詳しく知りたい方はこちら