暗号資産取引所のPoloniexとBiboxがCOSMOS(ATOM)のステーキングサービスを提供

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暗号資産取引所のBiboxに続いて、PoloniexがCOSMOSが発行するATOMのステーキングサービスを開始しました。

ステーキングとは、特定の通貨を保有することで報酬をもらうシステムのことです。ステーキングできる通貨はPoSのアルゴリズムを採用しているものに限り、年に数%の報酬が得られます。

取引所がステーキングサービスを導入するのは今回が初めてではなく、 BinanceとCoinbaseはすでに導入に向けて動いています。 

Coinbaseではハッキングや不正アクセスなどで通貨が消失してしまった場合に備え、全額補償の保険がかけられるようになり、Binanceは自社開発のモバイルウォレットであるTrust Walletにビットコインなどの主要通貨に加え、ERC20トークンの対応したステーキング機能を追加します。

暗号資産には金利が付かないため、長期保有のユーザーは通貨を値上がりを待つか、取引所によってレンディングという貸付サービスがあるので、それで金利を得る方法があります。

しかし、取引所がステーキングサービスを追加することによって、値上がりとレンディング以外で利益を得ることができる上に、ユーザーはウォレットを必要とせずに簡単にステーキングに参加することができ、Coinbaseのように全額補償の保険があるのはとても安心できますね。
ユーザーからのニーズも高まるので、今後も導入する取引所が増えてきそうです。

ただ、その通貨を持っているだけで報酬を得られるのはメリットに感じますが、当然デメリットもあります。

報酬は通貨の保有量に比例してくるので、通貨をより多く保有している人が有利になり、ホールドしてしまうので流動性が低下してしまい、価値が上がりにくくなってしまいます。また、PoSは通貨の発行を無制限にしているものもあるので、インフレに繋がる恐れもあります。また、ステーキング中は通貨がロックされてしまうので、送金できなくなるので注意が必要となってきます。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

まだ日本での知名度は高くないですが、暗号資産市場の最先端をけん引するプロジェクトの話題です。

ステーキングをすることで投資家は報酬という形でリターンを得られるというメリットがありますが、トークン発行主体からするとどのようなメリットがあるのでしょうか。

トークンであるATOMの利用用途からみると一目瞭然です。

ATOMはCOSMOSプロジェクトを統治するための投票権として機能します。

そのため、市場で流動性高く売買されると統治が利かなくなる恐れがあります。取引所のような直接の利害関係者は投票権であるATOMトークンを集める動機がありますので、今後もATOMのステーキングを提供する取引所は増えていくと想定しております。

 市場には数えきれないほどの暗号資産・トークンが誕生しておりますが、通貨としての振る舞いだけではない独自機能を包括しているトークンも多いです。  

闇雲に暗号資産をかき集めるのではなく、トークンの存在意義についても着目するようにしましょう。

 

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