BitMEXでのビットコインの流出額が流入額と比べ大きく乖離している


世界最大の暗号資産取引所BitMEXでのビットコインの流出が、同社が規制当局の調査対象となったと報告された後の流入を著しく上回っていることがわかりました。
ロンドンにある暗号資産を分析する企業であるTokenAnalystによるツイッターで報じられ、過去24時間のBitMEXの流出額は8500万ドルでした。一方、流入額が1200万ドルだったので、7300万ドルもの乖離が見受けられます。

上の画像はTokenAnalystのツイッター投稿ですが、BitMEXのみが流出と流入の差が開きすぎていて異常のように思われますが、TokenAnalystによるとBitMEXはこれまでに数回このようなことを起こしているそうです。
一部のコメンテーターは最近のビットコインの動きはBitMEXの流出の急増がパニックを引き起こしているのではないかと考えていますが、エンジェル投資家で知られていてツイッターでの発言力もあるWhalePanda氏は「BitMEXが保有するBitcoinの量を考慮すると、それは通常の反応だ。」と述べています。
また、米商品先物取引委員会(CFTC)はBitMEXに対して調査を行っていると報告しました。
BitMEXは香港やサンフランシスコに拠点を構えていますが、本社はセーシェル共和国で登録しており、アメリカ国民に対して取引サービスを行う場合、米商品先物取引委員会(CFTC)に登録をしなければならないのですが、BitMEXはCFTCに登録していないため、規則違反をしていることになります。
BitMEXのCEOであるArthur Hayes氏は、この調査に対し「アメリカ居住者向けのサービスは禁止し、違反するユーザーは排除しているが、一部のユーザーはVPNの使用で居住国をごまかしてサービスを利用している可能性がある」と語っています。
まだどちらの件も調査中ではありますが、もし問題が発覚するとなると、暗号資産市場への影響は大きいものなりそうです。
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