Binance(バイナンス)はOTCサービス「Binance Trading」を開始します

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Binanceは、大口取引向けに「Binance Trading」と呼ばれるOTC(店頭取引)サービスを開始すると公式ブログで発表しました。

同社によると、Binance Tradingは大量の注文が取引された場合のトークン価格に影響を与えるのを防ぐことを目的とし、ブロックサイズと呼ばれる10BTCを超える取引を、従来の取引所で直接注文して売買するのではなく、Binance Trading上でOTC(店頭取引)を行え、すばやくシームレスに自身のアカウントに決済されます。

これにはいくつか条件が必要で、まずはアカウントが2レベル以上のユーザーで、少なくとも10万ドル以上入金してなくてはならず、取引は10BTC以上からとなっており、TelegramやWhatsappなどのチャットアプリをダウンロードしていることです。

また、ビットコインやイーサリアム、リップルの主要通貨の他に、Binanceに上場している150以上の通貨でもOTCができ、取引所に上場されていない通貨もサポートしており、さらに異なる通貨同士でも直接取引が可能になります。しかし、まだ手数料など料金に関する詳細は明らかにされていません。

取引する際には、TelegramやWhatsappでOTCの相手を探しコンタクトを取り、価格と枚数を決めます。その後、Binanceのアカウントで取引を行うだけなので、簡単かつ迅速な価格設定と決済、さらにOTCに付き物であるリスクも抑えることができています。

価格に影響を与えないことや、大口取引を行うユーザーにとっては便利なシステムですが、同時に一般トレーダーからすると取引が読み難くなってしまう恐れがあるとの声も上がっているようです。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

海外大手取引所バイナンスは暗号資産市場においてもっとも金融業に近いサービスを提供しております。

今回のOTC(店頭取引)サービスも当初は銀行口座と暗号資産取引をマッチング出来ない中国本土で一般的に利用されていたサービスですが、その当時の目的は消極的でマネーロンダリングを助長すると否定的な意見も多かったです。

これから始まるOTC(店頭取引)サービスはKYCもしっかりと行い、目的は市場での相場に影響が出ないようにするというポジティブな目的となります。

  ビットコインなどのメジャー通貨だけでなく、150を超える多くの銘柄でOTC(店頭取引)サービスが提供されるという事は、市場にとっては大きなプラスでしょう。 

反面、指摘であるように正しい売買、流動性が市場で把握でき無くなるため、今までのような公開情報から銘柄を調査する場合には注意が必要です。

このようなバイナンスの取り組みは、バイナンスの市場での価値を高めると同時にバイナンス1強の市場を作ってしまうリスクもあります。

他の取引所の積極的なサービスの競争が起きることを期待します。

 

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