暗号資産レンディングサービスのBlockFi(ブロックファイ)が一部サービス変更

暗号資産を預けて金利を稼げるレンディングサービスを手がけるBlockFi(ブロックファイ)は、利用者増加のため一部サービス内容を変更しました。
変更となったサービスは、BlockFi金利口座(BIA)に預けられる最低預金額と早期引出ペナルティーで、今までは最低預金額が0.5BTCで、満期完了前に引き出す場合、ペナルティーで手数料が取られていましたが、最低預金額と早期引出ペナルティーを撤廃され、月に1回まで引き出し手数料が無料になりました。
インド市場への進出やアルゼンチンやコスタリカなどでの富裕層の利用など、現在、65ヶ国のクライアントが参加し、今後もラテンアメリカをターゲットにし、利用できる国を追加していきます。
BlockFiで預けられる通貨の種類はビットコイン、イーサリアムのほか、Gemini Dollar(GUSD)の3つからなり、Gemini Dollar(GUSD)とは、ウィンクルボス兄弟が運営しているアメリカの暗号資産取引所Geminiが発行する暗号資産で、ドルに連動しているステーブルコインです。
これら3種類の暗号資産を預け入れることで毎月金利が得られるようになり、最大で25BTC、250ETHの顧客残高に対して年利で6%を得られます。
今回のサービス変更により、参加する敷居が低くなったため、機関投資家だけでなく一般ユーザーも参加しやすくなります。
先日ではBinanceがBinance Lendingという新サービスを立ち上げ、開始と同時に募集上限に達し終了していました。
4月2日に発生したビットコインの急騰の背景には機関投資家が相次いで大量のビットコインを換金しBlockFi預け入れたことが挙げられます。

暗号資産が資産運用のニーズをうまく取り入れ需要が急上昇中です。
特にレンディングサービスは、取引所の信用力とも連動しており、市場誕生当初にはリスクが大きすぎてビジネスが回りませんでした。
最近では暗号資産取引所も各国の認可をもとに営業をしており信用度は非常に高くなってきております。
そのような背景もプラスに働き、暗号資産のレンディングは金融機関を巻き込んで流行をしております。
当然に対象となる暗号資産銘柄は需要拡大とともに価値も上昇傾向にありビットコインの価格にも影響をするボリュームになってきております。
短期的なニーズではなく、中期の資産運用に組み込まれている為、BTC価格は数か月1年単位で安定するでしょう。
今後はさらにその期間が長くなりBTC価格のボラティリティが落ち着いていくことが予想されます。
暗号資産市場の金融化に伴い、個人投資家の資金は離れるかもしれませんが、それ以上に機関投資家の大きなマネーが市場に投下されるでしょう。
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