VISAとMastercardはLibra協会への参加を再検討する

海外ニュース

FacebookのLibra協会に参加表明を示していたクレジットカード会社のVISAとMastercardはLibra協会への参加を再検討するとウォールストリートジャーナルの報道によって明らかになりました。

理由としては、Libraがアメリカおよび欧州の政府関係者や規制当局からの厳しい批判を受けていることです。

VISAのCEOは「FacebookのLibraに正式に参入が決まってる企業は一つもない。」と述べており、Libra協会に参加するためにはLibra協会の審査が必要で、その条件を満たすことで正式な会員となるため、参入障壁は高いといえます。

6月に行われたLibraの発表時点ではPayPal、Uber、ebayなど名だたる企業合計28社がLibra協会に参加していましたが、8月の段階で3社がLibra協会から脱退を検討していると報じられています。なお、企業名は明かされておりません。

7月には国内暗号資産取引所コインチェックを運営するマネックスグループがLibra協会に参加するための申請を出したと発表がありました。8月末までにある一次審査を経て、9月には合否が判明する見通しで、マネックスグループ代表の松本氏は「協会への参加を前向きに検討しているが、参加するかどうかについて最終決定を下す。」と述べています。

無事審査が通り参入すると決まった場合、マネックスグループは日本初の企業となりますが、この合否に関しての新しい情報はまだ発表ありません。政府や企業のLibraに対する不安感が高まり続けているため、もしかすると辞退する可能性も出てきています。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

市場を賑やかしたFacebookのLibraがまた話題になっております。

Libra協会に参加を表明していた名だたる企業からの参加辞退が起きるかもしれません。

もともとLibra協会もまだ正式には運営は始まっておらず各企業の足並みもそろってはおりません。

協会への参加を再検討をしたとされるクレジットカード会社のVISAとMastercardは規制当局からの強い批判を理由にしております。

ビジネスとして拡大が期待できるからこその取り組みであり、ビジネスにマイナスに影響する可能性があれば見直すことも起こりうるでしょう。

Facebook社がこのような窮地に立たされている場面では、ホワイトナイトのように新しいプロジェクトが発足する可能性もあります。

一企業の新規事業という枠組みを超え、国家を巻き込んだ展開になっているLibra周辺の動向は今後も目が離せません。

 

 

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