SBIホールディングスとZホールディングスは金融サービス事業における業務提携を発表

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SBIホールディングスとYahoo! JAPANを運営するZホールディングスは金融サービス事業における業務提携を発表しました。

業務提携に至った理由として、両グループの強みやノウハウ等を活かし、証券・FX・銀行の3つの分野でそれぞれのシナジーの追求とより使いやすい金融サービスを提供し、事業の成長・拡大を目指します。

SBIホールディングスは20~40代の現役世代が中心とした482万口座を有するオンライン総合証券のSBI証券をはじめ、FXやネット銀行などオンライン金融サービス業界屈指の事業基盤等を有しており、より使いやすい金融サービスの提供に向け、先進技術の積極的な導入を加速させるとともに、新たな顧客層の開拓を通じ、顧客基盤やシェアの一層の拡大を図っていきます。

一方、Zホールディングスの金融事業に置いて、ガバナンス強化とインターネットサービスとは異なる事業・財務上の施策が必要とされることから、金融事業を統括するZフィナンシャル株式会社を設立し、業領域の拡大と企業価値の最大化を目指します。

SBIホールディングスはSBI VCトレードという暗号資産取引所の運営やRipple社やR3と提携するなど暗号資産、ブロックチェーン事業に積極的に取り組んでおり、Zホールディングスは取引所TAOTAOを運営していることから暗号資産分野でも共通の事業を行っていますが、現段階ではこちらの分野の提携の話は出ておりません。

Yahoo! JAPAN IDでSBIグループの金融サービスを利用できるシングル・サインオンの実現による、ヤフーとSBIグループの金融サービスのシームレスな提供や、両グループ間のその他の金融サービス事業における提携についても、両グループそれぞれの事業の状況等を踏まえながら今後も協議を続ける予定です。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

SBIホールディングスとYahoo!の業務提携の話題ですが、本来であればともに独立採算で事業展開ができる規模だけにこの提携は事業推進以外の目的もあるのではないか?と考えてしまいます。

もともとSBIはソフトバンクグループの金融部門であったため業務提携がしやすかったという側面もありますが、ソフトバンクグループから独立したことで、SBIは独自のサービス展開をし、Yahoo!も金融部門に参入し競合の関係が続いておりました。

今回の業務提携ではお互いに無いところを補完しあうというよりも、お互い持っている同サービスの顧客数を増やすという展開が考えられます。

また、何かと話題のSBIホールディングスが将来の展開として手元で利用できる資本力を高める狙いがあるのかもしれません。

2020年の暗号資産市場の行方を握っているSBIグループの展開だけにこれからも目が離せません。

 

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