PoSによりイーサリアムはビットコインを上回る

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Ethereum Foundatoinが毎年開催しているカンファレンス「Devcon5」が先週大阪で開催され、イーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブテリン氏が登壇し、ビットコインの問題点とイーサリアムにPos(プルーフオブステーク)が導入される際の問題解決について発言しました。

ビットコインのPoW(プルーフオブワーク)は、マイニングというシステムを導入しビットコインのネットワークを維持するための画期的なコンセンサスアルゴリズムだと賞賛しつつも、PoWのシステムを壊すことを目的とした攻撃者が現れた場合、ビットコインのネットワークは機能しなくなり、ビットコインの安全性に大きな影響を与えると指摘しています。

PoWは性能の高いマシンを多く持っている人が有利になるため権力が集中してしまうことや、「51%攻撃」を受ける可能性も高くなります。

一方、PoSではマシンの性能は関係なくなり、通貨の保有数や保有歴に応じて報酬が変わってくるため権力の集中を防げるように開発されていますが、保有している量と期間によりマイニング報酬が変わってくるので、流動性が低くなってしまい、価格の変動が起きにくいというデメリットもあります。

イーサリアムは現在PoWですが、PoSに切り替わることで不正が発生した場合のペナルティや不正行為があった際にそれを報告すること報酬を受け取れるシステムを導入することで、ビットコインの安全性を上回ることができ、さらにスケーラビリティ問題や処理速度も改善することができるとヴィタリック氏は語りました。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

イーサリアム財団主催のデブコン5が日本で初めて開催され、イベントの様子が日本語で開示されております。

世界最先端の技術やビジネスに関わる情報が素早く公開される今回の環境は日本にとっても非常に良い機会でした。

いくつかある発表の中で、イーサリアム自体の承認アルゴリズムの変更について触れます。

イーサリアムはPoWからPoSへの承認アルゴリズムの変更を予定しており、ビットコインより強固なネットワークを構築することを目的としております。

ここで重要なのはPoSの性能や技術の比較ではなく、PoWの時とPoSの時でどれほどイーサリアムネットワークの拡大のスピードが変わるかの比較です。

もちろん総合判断をしてPoSが良いと選択をした結果ではありますが、世の中にはPoSを過剰に評価しいている発言も見られます。

価値は技術だけでなく複数の要因が絡み合って評価されます。常に全体を俯瞰してみる癖をつけましょう。

 

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