証券取引所ナスダックは、AIを活用した暗号資産インデックスを開始

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アメリカの大手証券取引所ナスダックは、AI(人工知能)を活用した暗号資産インデックス「CIX100」を開始しました。

このインデックスは、Cryptoindexにリストされている1800種類以上の通貨を分析し、3ヶ月連続で上位200以内に位置し、取引が頻繁に行われている通貨を選定します。さらに開発したAI技術を活用した独自アルゴリズムであるZorax(ゾラックス)で取引量や出来高の詐称問題を取り除き、算出された上位100の銘柄を対象に価格を決めます。

価格の選定基準として、9つの暗号資産取引所から取得した取引高や出来高のデータのほか、暗号資産に関連するニュースやソーシャルメディアの投稿データ、人気度などから33テラバイト以上のデータを分析し、200以上の要素を抽出しランキングを行います。

また、毎月上位100銘柄を再分析と調整を行うことで、都度新しい上位銘柄が構成されるようになるので、取引高が操作されている暗号資産を取り除くことが可能となるため、トレーダーは安心して取引を行うことができるようになります。

ナスダックは今年の9月に分散型金融(DeFi)のブロックチェーンプロジェクトについて情報を提供することを目的とした新しいインデックスを始めていました。

証券トレーダーだけではなく、暗号資産のユーザーを取り入れる動きが活発化してきています。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

暗号資産インデックスファンドが誕生しました。

証券取引所のナスダックが提供していることと最新のAI(人工知能)によりデータ分析をしていることから非常に高度な金融商品のように感じますが、実体としてはビットコインの割合が大きく占め、暗号資産の時価総額と相関した値動きをする可能性が高いです。

過去に誕生した暗号資産インデックスも50%以上をビットコインが占めていることが多く、現時点で言えば自身でポートフォリオを組んでも遜色ないパフォーマンスになるでしょう。

このインデックスファンドは既存の暗号資産投資家に向けたものではなく、これから暗号資産市場へ参加をする投資家向けであり、その点においては非常に有力な金融商品となります。

これから始める投資家もずっと暗号資産市場にいる投資家も同じパフォーマンスになるとなれば新規参入組にとっては魅力的でしょう。

このように、今後誕生する金融商品の多くは、これから市場へ参入する暗号資産初心者の方向けに設計しております。

既存投資家にとっては魅力的なものは少ないかもしれませんが、市場拡大すれば間接的に利益を得ることにもつながりやすいので、このような金融機関の取り組みは期待をしましょう。

 

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