テンセントが香港での仮想銀行(バーチャルバンク)のライセンスを取得し開設準備へ

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中国の大手インターネットサービスを展開するテンセントは、香港での仮想銀行(バーチャルバンク)の開設準備をしていることがわかりました。

テンセントのブロックチェーンビジネス責任者であるWeige Cai氏が、中国で行われた世界ブロックチェーン会議で発表したもので、この銀行はブロックチェーンを活用し、すでに開設に向けた動きを取っています。

テンセントは今年5月に香港SFC(証券先物取引委員会)から仮想銀行(バーチャルバンク)のライセンスを取得しており、さらにSFCは先日、暗号資産取引に関する新しいライセンスシステムの規制を公開したばかりで、これに対しWeige Cai氏は「デジタル資産取引に関する香港での新しい規制と監督は、ブロックチェーン技術とデジタル資産の重要性を検証します。これは業界全体にとって朗報です。」と述べました。

中国最大のメッセンジャーアプリ「WeChat」の決済機能「WeChat Pay」でのブロックチェーン技術を導入しており、さらにテンセントは金融事業を展開していて、決済サービスに重点を置いているため、今回の仮想銀行(バーチャルバンク)の開設は中国政府によるデジタル通貨化へ向けた動きに合わせての準備だと思われます。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

日本で言えばLINE銀行とも言える展開です。従来の産業の垣根がとても早いスピードで変動する時代に突入しております。

金融とインターネットの融合は避けては通れない道であり、従来の金融機関がインターネットの市場に参入するのではなく、インターネットを活用しユーザーが集まったサービスが金融業を始める流れとなります。

日本でもすでに始まっておりますが、従来の金融機関の淘汰は避けられないでしょう。

また、金融機関と言えば資産を預け、取引の仲介をするサービスでしたが、今後は信用など見えない資産を換金する役目を果たすかもしれません。

国境を超えた取引や信用の把握のためにはブロックチェーン技術は必要不可欠であり、市場拡大が大いに期待されます。

 

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