この記事では主に仮想通貨の短期トレードに取り組まれている方向けに直近1週間の相場動向について解説しております。
アメリカのCPI・PPIの上振れで一時80,000ドルを割り込んだビットコインは82,000ドル前後まで戻しましたが、ウォーシュFRB議長発言とFOMCを控え、80,000ドルの攻防が続く局面です。

ビットコインチャートテクニカル分析
10月9日金曜日のビットコインは82,400ドル付近でスタートしました。前日に80,400ドルまで売られた反動で10日土曜日から13日火曜日は83,000〜84,000ドルで戻しました。ただし、84,000ドル付近のレジスタンスラインは上抜けできませんでした。

14日水曜日にアメリカの9月CPIが前年比3.7%(予想3.6%)と上振れし、10月の利上げ観測が再燃して急落しました。15日木曜日はPPIの上振れも重なり、一時80,000ドルを割り込みました。現在は82,000ドル前後まで戻しています。
下落の主因はマクロ要因です。利上げ警戒でリスク資産全体から資金が抜けました。さらに、レバレッジをかけたロングが連鎖的に清算され、下げが加速しました。ボラティリティが一気に高まった形です。
テクニカル面では81,000ドル付近のサポートラインを9日金曜日・12日月曜日・15日木曜日と3回試しています。試す回数が増えるほど支持は弱まりやすくなります。次の防衛線は50日移動平均線(80,200ドル)です。
短期トレードでは1時間足でMACDのゴールデンクロスとRSIの売られすぎ解消を確認できるかが判断材料になります。ロングもショートも84,000ドルと80,000ドルの攻防次第です。週足分析で見ると価格は最高値126,000ドルから3割超安い水準にあります。中期の下落基調はまだ崩れていません。
価格に影響するファンダメンタルズ要因
ビットコインや仮想通貨市場に影響を与えるニュース、経済動向について整理します。直近1週間の動きと、今後1週間の注目ポイントを中心に、できるだけわかりやすく解説していきます。
直近1週間の主なニュースと市場の反応
新たな予算を使って公開市場でBTCを購入する権限は、議会から得られていないという。このため、関税や税金、政府サービスへの支払いなどをBTCで受け取る方法や、既存の政府収入をBTCに転換する方法を探っているとしている。
アメリカのホワイトハウスで暗号資産を担当していたウィット氏が「アメリカ政府は納税者に負担をかけずにビットコインを買い増す方法を検討している」と発言しました。候補は関税や税金をBTCで受け取る、政府が持つ金の帳簿上の評価を上げてその差額を使う、使っていない電力でマイニングする、などです。
ただ、同じ時期にアメリカの9月の消費者物価指数(CPI)が前年比3.7%と予想を上回り、利上げへの警戒が強まりました。ビットコインは81,000ドル台まで下がり、この好材料は打ち消された形です。
当面は80,000ドルがサポートライン、85,000ドル付近がレジスタンスラインで、80,000ドルをはっきり割り込むと下げが加速しやすい点に注意が必要です。
中長期では週足分析で移動平均線との位置を確かめながら押し目を探り、短期トレードでは1時間足のRSIやMACDで過熱感を見てロングかショートかを判断したいところです。経済指標の発表前後はボラティリティが急に大きくなりやすいので、レバレッジは低めに抑え、損切りを徹底しましょう。
今後1週間の注目イベントと見通し
今週末から来週の焦点は本日16日金曜日のウォーシュFRB議長発言です。17日土曜日からFOMC前のブラックアウト期間に入るため、ここで10月利上げに前向きな姿勢が示されれば金利上昇を通じてビットコインの重しとなります。
23日金曜日の日本の全国CPIや原油・AI株の動向にも注意です。ビットコインはアメリカのCPI・PPIの上振れで一時80,000ドルを割り込んだ後、82,000ドル台へ反発しました。80,000ドルがサポートライン、84,000ドルと87,000ドルがレジスタンスラインとなります。
週足分析では87,000ドル付近の上値の重さが鮮明で、FOMCを控えてボラティリティは高止まりしやすい。短期トレードは1時間足で移動平均線の位置とMACD、RSIを確認し、80,000ドル付近の下髭確認後のロング、84,000ドル手前の戻り売りショートが基本です。急変動に備え、レバレッジは低めに抑えたいところです。
上昇した場合のシナリオ
ビットコイン相場がここから上がった場合、早くて1か月でまずは86,000ドルに到達し、それを抜ければ94,000ドルが見えてきます。現物を保有しているだけでも+5%ないし+15%の利益が期待できます。
下落した場合のシナリオ
ビットコイン相場がここから下がった場合、こちらも早くて1週間で76,000ドルまで落ち、それも割れば68,000ドルが見えてきます。レバレッジ1倍のショートを打てば+7%ないし+16%の利益が期待できます。
ロング・ショート別の売買戦略
利確:86,000ドル、94,000ドル
損切り:79,500ドル
ワンポイントアドバイス:
8.4万ドルを抜けるまでは下落基調です
利確:76,000ドル、68,000ドル
損切り:84,300ドル
ワンポイントアドバイス:
直近高値が少し遠いので、戻り高値を狙えるのが理想です
今後の相場に向けたまとめと行動指針
ビットコインは9日金曜日に82,400ドルで始まり、週末に83,000〜84,000ドルまで戻しましたが、84,000ドルのレジスタンスラインは抜けられませんでした。14日水曜日のアメリカの9月CPIが3.7%と予想を上回り、15日木曜日のPPI上振れも重なって利上げ観測が再燃、ロングの連鎖清算で一時80,000ドルを割り込みました。
現在は82,000ドル前後まで戻しています。アメリカ政府のビットコイン買い増し検討という好材料も打ち消された形です。当面は80,000ドルがサポート、84,000ドルがレジスタンスで、本日のウォーシュFRB議長発言が焦点です。レバレッジは抑え、損切りを徹底したいところです。
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