米商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長が、市場を大規模なトークン化に備える必要があるとの考えを示しました。
現実資産(RWA)のトークン化やオンチェーン金融、24時間取引が進めば、これまでの金融市場そのものが大きく変わる可能性があります。さらにSECもトークン化株式のオンチェーン取引に向けた制度を前進させています。これを独自のジャーナリズムで解説します。

CFTC委員長、市場に大規模トークン化への備え求める仮想通貨や貴金属は24時間取引に適する可能性と言及|2026年9月24日
CoinPostは2026年9月23日、CFTCのマイケル・セリグ委員長が、ニューヨーク連邦準備銀行主催の「2026年米国債市場カンファレンス」で、市場を大規模なトークン化に備える必要があると述べたことを報じました。
セリグ委員長は、現実資産(RWA)のトークン化によって、ほぼ即時の決済やリアルタイムの担保移動が実現する可能性を指摘しました。ステーブルコインについても、デリバティブ市場での担保利用をさらに進める方針を示しています。
24時間取引については、仮想通貨や貴金属は適している可能性がある一方、農産物やエネルギーなどは適さない可能性があるとしています。またSECは9月17日、一定のトークン化された米国上場株式をオンチェーンで取引するための一時的・条件付きの「イノベーション免除」を発表しています。
RWAとAIエージェントが変える資産運用、アルトコインはどうなるのか
ビットコイン価格と釣られ上げをしたアルトコインに再び注目が集まりましたが、今後、Web3市場で投資対象となるのはRWAです。米国先物を統括するCFTCは、資産の大規模トークン化の準備を始めました。
世界中の資産にデジタル上で24時間365日アクセスできる構造です。基軸通貨はドルになる見込みで、原油(ペトロダラー)に変わる未来の米国ドルの既得権益として注力されております。
人間には処理ができない膨大な情報と時間となるため、資産運用はAIエージェントが担う時代になります。これは1年後に来るかもしれない近未来です。
では、RWAに駆逐され、アルトコインは一切価値がなくなってしまうのでしょうか。そうではありません。どのような時代になったとしても、AIエージェントにカジノやギャンブルを任せる方はいないでしょう。
理由は、カジノやギャンブルは資産を増やすことが目的ではなく、熱狂することが目的だからです。オールカントリーへの積立投資のように、人間としては物足りないと感じるような「正しい資産運用」はAIエージェントが取って代わります。
一方で、バカラやスロット、予測市場やアルトコインといった資産運用の仮面を被ったギャンブルは引き続き、人類が楽しみながら資産を賭ける娯楽となるでしょう。AIと人間の棲み分けが投資の世界でも誕生する見込みです。
AIエージェントが資産運用を担い、人間はより熱狂する市場へ
AIエージェントに資産運用を任せる行為は、投資信託やETFを運用することと変わりません。当たり前のように投資家が活用するツールとなります。
一方で、より熱狂的になる市場が誕生する見込みです。それは今まで以上にギャンブルと近い市場になる見込みです。
ニュースは、必ずしもすべてが正確とは限りません。 また、誰が発言しているかによって、同じ事実でも意味は大きく変わります。 そもそもニュースは、出来事の「一部」しか切り取って発信されないものです。
だからこそ、ニュースだけを材料に未来を断定すると、判断を誤りやすくなります。 ただし、ニュースそのものが無価値なのではありません。 読み手が、まだ読み方を知らないだけです。
無知は無能ではありません。 ニュースの構造や背景を意識して読み解く練習を重ねれば、誰でも「今の情報」から「これから起きる流れ」を捉えられるようになります。 このメディアでは、そのための視点と考え方を伝えていきます。